カニエ・ウェストは利益を生み出す能力に長けているようだ。
2008年のグラミー賞授賞式にてカニエ・ウェストがパフォーマンスの際に着用した靴に、100万ドルを超える記録的な値段がつけられたという。
今回の取引を担当したオークション会社のサザビーズによると、このたび個人から出品されたのはナイキ「エア・イージー・1」の試作品で、なんと180万ドル(約1億9400万円)で落札されたという。
Kanye sets another record. His Grammy Sample Yeezy 1s just sold for $1.8 million at auction https://t.co/wDYkFS12CD
— Complex Sneakers (@ComplexSneakers) April 26, 2021
2008年のグラミー賞授賞式では、カニエ・ウェストがこのスニーカーを履いて「Hey Mama」と「Stronger」を披露し大きな話題となった。
なお過去に出品されたスニーカーの中で落札額が100万ドルを超えたものはなく、これまでの最高額はマイケル・ジョーダンがイタリアでの試合にて着用していた「1985 Nike Air Jordan」で、2020年8月に615,000ドル(約660万円)で落札されている。そしてこの記録は早くも塗り替えられることになったのだった。
なお「エア・イージー・1」はナイキとカニエのアパレルブランド「Yeezy」がコラボして展開したシリーズで、ナイキのロゴだけでなく、甲の部分にある太めのストラップや「Y」の文字が刻まれたピンクのシューレースロックなど、こだわりのつまったデザインが特徴だ。
では、一体どんな人物が200万ドル近くもするこのスニーカーをゲットしたのか。実は個人のスニーカーコレクターではなかったようだ。サザビーズによると落札したのはRARESという、レアなスニーカーに投資をするプラットフォームだという。つまり今後どこかで販売される可能性も残されているということだ。チャンスが訪れるまでに、お金を貯めておこう。