ディス二―が展開する動画配信サービス「ディズニープラス」にて公開が予定されている『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフドラマ「オビ=ワン・ケノービ」。主演をつとめるユアン・マクレガーによると、その内容は『スター・ウォーズ』新三部作よりもさらに「リアル」に感じられるそうだ。
なおユアン・マクレガーが主人公オビ=ワン・ケノービを演じるのは『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』以来およそ15年ぶりとなる。
[PR]ファンや批評家の中でもさまざまな憶測をよんでいる「オビ=ワン・ケノービ」ドラマシリーズだが、とくに気になるのは、新三部作に登場したキャラクターたちが最新技術によってどのようによみがえるのかというところだろう。
15年の間で『スター・ウォーズ』の世界は大きく変化した。オビ=ワンは新三部作のあとアニメ版「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」に登場したが、その中ではアニメーションの技術によって特殊効果やアクションの部分でより自由度の高い映像が作られていた。
また2015年以降に公開された続三部作では特殊効果技術がさらに進化し、シリーズ初の実写化ドラマ「マンダロリアン」では俳優を囲むように巨大なLEDモニターを設置。臨場感あふれる背景を作り出す「ステージクラフト」という技術が初めて採用されている。
THRの取材に応じたマクレガーは、「オビ=ワン・ケノービ」シリーズでこのステージクラフトの技術を使うことについて、かつてグリーンバックやCGを活用していた新三部作にくらべるとかなり「リアル」になっていると語る。
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マクレガーはインタビューの中で、「大きなLEDモニターに背景を映し出すんだ。砂漠にいるシーンでは、本当に砂漠のど真ん中にいるような感じがする。雪の場合は、本当に雪に囲まれているようだ。スターファイターのコックピットにいるときは、宇宙にいるように感じられるんだよ。とってもリアルなんだ」とステージクラフトを体験した感想を語っていた。
新三部作では、出演者の演技に対して批判が集まることが多かったが、ほとんどのシーンをグリーンバックの前で撮影している以上、臨場感のない演技になってしまったのは仕方のないことなのかもしれない。ステージクラフトはこの問題を解決するのに十分役立つ技術だと言えるだろう。