ジョー・バイデン政権が、まもなく大きな発表をするようだ。
複数のメディアの報道によると、ジョー・バイデン米大統領はメンソール・タバコを禁止する命令出す予定だという。
CBSニュースによると、この命令は現地時間4月29日(木)に出されるのでなないかとされている。これは、米国食品医薬品局(FDA)が人権団体から受けたメンソール製品を禁止すべきという訴えに対して、この日までに回答しなければならないためでもあるからだ。
しかし実際には、この命令が効果を示すまでは数年かかるだろう。
ニューヨーク・タイムズによると、メンソール・タバコは米国内のさまざまなコミニュティの中でも特に黒人コミュニティに多く流通しているという。FDAの調査では、メンソール・タバコを選ぶ喫煙者が黒人の方が白人に比べ3倍多いとのことだ。
なお、清涼感のあるメンソールタバコの方がニコチンを吸い込みやすいことから、中毒性が高くやめにくいとの報告もある。
今回の禁止措置には紙巻きタバコや葉巻タバコが含まれるが、電子タバコは対象外だという。これは、電子タバコが紙巻きタバコや葉巻タバコを辞める手助けになると考えられているためだ。
ワシントンポストによると、今回の禁止措置には議会の承認を必要としていないが、FDAはその内容を公開することであらゆる議論を受け付けたいとしているという。すでにマサチューセッツやカリフォルニアなどの複数の州がメンソールタバコを禁止しており、この度議会でも支持される見通しだ。
FDAは、今回の命令がどのようなプロセスを経て実行されるかなどの詳細をまだ明らかにしていないが、数年かかると見込まれているがタバコ産業にとって厳しい状況となることは間違いないだろう。
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