2016年に第1作が公開され、世界中で人気を集めているファンタジー映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。過去に公開された2作品で重要なキャラクターであるゲラート・グリンデルバルドを演じたのは俳優のジョニー・デップだった。しかし最新作では、ジョニー・デップが元妻アンバー・バードへのDVを報じたサン紙に対する名誉毀損訴訟に敗訴したことを受け、この役を降板。後任を俳優のマッツ・ミケルセンがつとめることが発表されている。
そんな中、先日Total Filmのインタビューに応じたマッツ・ミケルセンが、交代劇の裏側や独自の役作りについて語っている。
インタビューの中でミケルセンは、「続編というだけあって、直接的に比較されるだろうということはわかっているよ」とした上で、「だから、少しだけつながりのある部分は残しておくことにした。僕がゲラート・グリンデルバルドってわかってもらえるようにね。でも、僕の個性も出していくことにするよ」と続けた。
さらにマッツは、ゲラート・グリンデルバルドに対するデップの演じ方をそのまま真似るつもりがないことも明かしている。
そして「まだ彼が若い頃に初めて見てから、僕はずっとジョニー・デップのファンなんだ。でも、彼のやり方や要素を僕の役作りに取り入れるようなことはしない」と断言。「彼の演じたゲラートは彼のものだ。だから、僕自身のゲラートを見つけないといけない。彼のものとは違う僕のやり方で演じたいと思っているよ」と役への向き合い方を語った。
『ファンタスティック・ビースト』の3作目は2022年夏に公開が予定されており、主役のニュート・スキャマンダー役は前作に引き続きエディ・レッドメインがつとめる。
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