ディズニープラスで配信されている、マーベルの人気ドラマ「ワンダヴィジョン」。同ドラマではドクター・ストレンジがカメオ出演するだろうとファンたちは期待していたが、結局それは実現しなかった。その理由をマーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギが明かしている。
「ワンダヴィジョン」は、エリザベス・オルセン演じるワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)と、ポール・ベタニー演じるヴィジョンが主人公のドラマで、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後の世界が舞台となっている。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ4の幕開けを飾るオリジナルドラマシリーズで、誰もが予想だにしなかった怒涛の展開に毎週注目が集まり、今年3月にファイナル・エピソードが配信され話題となった。
[PR]以前「ワンダヴィジョン」の監督であるマット・シャクマンが、ワンダの物語がマーベル映画『Doctor Strange in the Multiverse of Madness(原題)』で明かされると認めたことから、多くのファンたちが「ワンダヴィジョン」の最終回に特別ゲストとしてドクター・ストレンジが登場するだろうと予想していたのだが、期待に反し登場することはなかった。
このことについてケヴィン・ファイギがコメントを発表した。
雑誌「Rolling Stone」のインタビューでケヴィン・ファイギは、なんとやはりドクター・ストレンジを登場させる予定だったというのだ。しかし、「ワンダヴィジョン」を自立させるために、その計画を破棄することにしたのだという。
ファイギは「人々は『ああ、ドクター・ストレンジが登場したらクールだったのに』と言うだろう。でもそれではワンダから奪われてしまう。ぼくたちはドラマの終わりを次の映画に進むために商品化することは望んでいなかったんだ」と理由を明かした。
以前にも、ドクター・ストレンジが登場しなかったことに同役を務めるベネディクト・カンバーバッチは「ReelBlend」のインタビューで「失望させて申し訳ないです。そうなってたら(ドクター・ストレンジが登場していたら)きっとおもしろかったでしょう。それはリジーの映画への関与に繋がっていたでしょうね」とファンたちに謝罪していた。