日本海に面する石川県の能登町が、地方創生臨時交付金を意外な方法で利用し、世界的に話題となっている。
国は、新型コロナウイルス感染拡大を防止するとともに、地方公共団体が地域の実情に応じたきめ細かに必要な事業を実施できるよう、新たな交付金「地方創生臨時交付金」を創設した。その総額は4兆5000億円だという。
それぞれの自治体がそのお金の使い方を決めることができるのだが、石川県能登町は、全国有数の水揚げを誇る小木港特産のスルメイカを宣伝するために、巨大なイカのモニュメントを能登の九十九湾にある観光交流施設「イカの駅つくモール」に設置した。
長さ13メートル、高さ4メートル、重さなんと5トンもあるというこの巨大モニュメント。能登町は「地方創生臨時交付金」で8億円を国から受け取っており、そのうちのなんと2500万円かけてこの巨大なイカを作ったという。2020年10月から制作が開始され、今年の3月末についに施設内に設置された。
また能登町は、観光客の大幅な減少の打撃を受けており、パンデミック後に観光客を呼び戻すことは長期計画の一部であるとメディアに語っている。
しかし、この税金の使い方にネット上では賛否両論の声があがり、さらにこのことは海外のメディアでも取り上げられることに。
海外のネットユーザーたちは「それだけのお金があれば色々なことができたのに、それでイカを選んだの?」「このイカは、コロナが茶番劇という象徴なのだろうか」「笑うしかない」「日本はおかしくなったのか?」「税金がこんな形で使われるなんて…」と、コメントしている。
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