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ジョージ・フロイドさん殺害事件の元警官デレク・ショービン被告の弁護人が、なんと有罪判決に異議! 判決を破棄するよう求める書類を提出

ジョージ・フロイドさんを殺害したデレク・ショービン被告 NEWS
ジョージ・フロイドさんを殺害したデレク・ショービン被告

昨年5月、ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんを不当に拘束し殺害したとして逮捕された元警察官のデレク・ショービン被告。彼の弁護人が、先月下旬に言い渡された有罪判決をくつがえそうとしているという。

TMZが報じたところによると、弁護人のエリック・ネルソンが木曜、陪審員と検察側の誤りにより判決を破棄するよう求める書類を提出したそうだ。

弁護人の主張によると、陪審員の隔離や会場の変更に裁判所が応じなかったためデレク・ショービンが公平な裁判を受けることができなかったというのだ。

また弁護人は下院議員のマキシン・ウォーターズがデモ参加者をあおるような発言をしていたことから、陪審員の判決に影響したのではないかとも指摘している。

これを受け、裁判官は判決破棄の要望は受け付けないとしたうえで、下院議員の発言は評決に対する控訴への扉を開くものだと語った。しかし、判決がニュースに影響されたり陪審員が外部の人間に事件のことを話すことはないとした。

それでも弁護人側は、陪審員は威圧感を感じることがないよう隔離または少なくとも全てのメディアを避ける仕組みが必要だったと主張した。

なおショービン被告は先月下旬、第二級殺人を含む3つの訴因すべてにおいて有罪が言い渡されている。第二級殺人の量刑は最高禁固40年だ。

この事件は昨年5月25日、当時警察官だったショービン被告が武器などを所持していないジョージ・フロイドさん(46)の首を膝で8分間押さえつけ死亡させたもの。フロイドさんが「息ができない」と叫ぶ様子を記録した動画が拡散され、世界中で黒人に対する人種差別撤廃を訴える「Black Lives Matter(黒人の命も大切)」デモが巻き起こった。

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