十代にして全米のティーンのアイドルにのぼりつめたセレーナ・ゴメス。しかし、 彼女をさらに世界的に有名な「ワンランク上」のスターにしたのは、間違いなくジャスティン・ビーバーとの青春の大恋愛。全世界が熱狂した二人のピュアで激しく、そして切ない恋物語をもういちどふりかえってみよう!
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「弟のような存在」の男の子との出会い
二人の大恋愛って、意外にも堅実な出会いから始まっているの。もともとセレーナ・ゴメスの大ファンだったジャスティンが自分のマネージャーに頼みこんで、セレーナの母親(兼マネージャー)だったマンディに連絡をしてもらったのが全ての始まり。「うちのジャスティンがおたくの娘さんの大ファンでねぇ……一度会わせてやってくれませんか?」なんて会話があったとか、なかったとか。
▼2010年のMTVビデオ・ミュージック・アワードにて。まだ二人が「お友達」だったころ。
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実際に2009年頃、ジャスティンはメディアで公然とセレーナを「かわいい」「好き」と言いまくっていたのね。当時15歳で歌手としてデビューしたてだったジャスティンにとって、二歳年上ですでに大人気アイドルだったセレーナは、素敵な憧れのお姉さん的存在だったんだと思う。そんな二人はあくまで健全な友達として関係を始めることになったの。
世間がセレーナとジャスティンのロマンスについて噂しはじめたのは2010年に入ってから。2009年の年末のテレビ番組でジャスティンが「One Less Lonely Girl」のパフォーマンスをした際に、ステージ上にセレーナを招待したのね。終始セレーナを見つめながら、好意を隠そうともせずにラブソングを歌い上げるジャスティン。その姿を見て誰もが「二人は友達以上の関係なのでは?」と思ったみたい 。
【動画】バージョンはこちら。セレーナにアピールしまくりのジャスティンが可愛いよ。
そのうちメディアに登場するたびに「ジャスティンとはどうなのよ〜?」と冷やかし半分に質問されるようになったセレーナだけど、とにかく「彼は友達よ」の一点張り。「彼は素敵だけどまだ15歳だし子供よ」「仲のいい弟みたいな存在よ 」と、最初はジャスティンとの恋愛関係を徹底的に否定していたの。「15歳の彼とデートなんてしたら、私クーガー(年下男性ばかり狙う肉食系女子のこと)みたいじゃない?」なんてジョークを飛ばすことも。
▼2010年3月のキッズ・チョイス・アワードにて。確かに姉と弟にしか見えない。
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私思うんだけどね、セレーナはきっと最初はジャスティンのことを本当に可愛い弟のような気持ちで見ていたんじゃないかな 。だってティーンエイジャーの頃の二歳差ってとても大きいし、精神的には女性の方が早く成熟しがち。すでにハリウッドで人気スターになっていたセレーナが、キャリアも年齢も下のジャスティンに最初から本気だったとは思えないのよねぇ。
世界が嫉妬したプリンセスのような恋愛
でもジャスティンは全然あきらめなかった。あの手のこの手で押しまくられて、時間とともにセレーナの気持ちも少しずつ動いていったみたい。それに熱愛の噂が広まり始めた2010年といえば、ジャスティンのあの大ヒット曲「Baby」が発売された年。歌手としてスターダムを駆け上がったジャスティンにセレーナが「男」を感じ始めた、ともいえるかも。何より、世界中の女の子たちを熱狂させている「旬の男の子」が自分だけにピュアな恋心を寄せ続けてくれている……そう思うと、どんな女性も悪い気はしないわよね?
▼次第に「女」の顔になっていくセレーナ!
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2010年の秋頃には、明らかに二人が「お友達」以上の関係であることがわかる場面がパパラッチされるようになるの。2010年12月には、二人で仲良くパンケーキ屋さんでデートをする姿がバッチリ撮られちゃってね。
▼パンケーキ屋デートでは、仲良く腕を組む姿が!これはさすがにあやしい!
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とあるインタビューでそのことをツッこまれたセレーナは必死に「パンケーキ食べただけよ!たまたま二人一緒の仕事があったからパンケーキ食べに行っただけ!誰でもパンケーキは好きでしょ?」と苦しい言い訳をしてたわね。
【動画】「パンケーキ食べただけよ〜♡」とはぐらかすセレーナ。
でも2011年のお正月には、カリブ海でのバカンス中にキスをしている姿が撮られて、ついに二人が付き合っていることが全世界の知るところとなったのね。
▼クルーズ船の上でがっつりキス!これは言い逃れできませんな!
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セレーナとジャスティンが初めて「カップル」としてレッド・カーペットにデビューしたのは、2011年3月のアカデミー賞アフター・パーティー。これはハリウッドの数あるイベントの中でも、最もメディアの注目が集まる場所。ここに二人で登場したことで、当時はすごく話題になったわね。
ジャスティンは、デビュー当時からのトレードマークだった「モップ・ヘア」をバッサリ切って一気に大人っぽくイメチェン。ドルチェ&ガッバーナの真っ赤なドレスでセクシーに仕上げたセレーナをエスコートして本当に嬉しそうだったよねぇ。
これをきっかけに、二人はいろんなパーティーやイベントにカップルとして出席するようになるの。今をときめく人気アイドル同士の恋愛に世界中の若者が熱狂。お互いの名前「ジャスティン」と「セレーナ」を合体させた『ジェレーナ』というカップル名まで誕生したのよね。みんなの「推しカップル」になった二人は、ステージ上からプライベートに至るまで、すべてがメディアに注目されるようになるの。
セレーナとジャスティンが付き合い始めた2010年〜2011年頃はくしくも、ツイッターやインスタグラムなどのSNSが世界中の若者に広まった時期。誰もが自分のSNSで二人の情報を簡単に追えるようになった。そして世界中のファンたちは、まるで友達の恋愛に首をつっこむかのような気軽さで、二人の恋愛に意見をのべるようになったわけ。
▼SNS上に流れる大量のジェレーナの写真にファンはますます熱狂。
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後にジャスティンと結婚することになるヘイリー・ビーバー(当時はヘイリー・ボールドウィン)は2011年に「誰がなんといおうと、ジャスティン・ビーバーとセレーナ・ゴメスは『若者の夢』を体現してるわ!」ってツイートしてるの。ヘイリーも元々は『ジェレーナ』の大ファンだったのね!やだ、ちょっと面白すぎるんだけど!
▼ヘイリー・ビーバーのツイートの原文
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そんな世界中からの憧れと羨望の嵐の中で、順調に愛を育んでいったセレーナとジャスティン。プライベートではお互いを家族に紹介し合い、一緒にバケーションを楽しむ仲にまで発展。
▼ジャスティンの妹と弟と一緒にマリブのビーチで遊ぶ姿はほのぼの。
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くしくも二人には若いシングル・マザーに育てられ幼い頃に貧困を経験した、という共通点があるの。そんな経験を分かち合えるのがお互いの絆を強くしたのかもね。二人の美しい青春の恋はこのまま順調に続いていくかにみえたんだけど……まぁ、人生ってたいてい、そんなうまくはいかないものよね。
世界が注目した青春の恋の末路
「世界で一番有名なカップル」としてイベントや受賞式にラブラブで現れては、カメラのフラッシュを一心に浴びていたセレーナとジャスティン。でも、残念なことにそんな夢のような日々は長くは続かなかったの。2012年の後半に入ると、二人がよくケンカをしているというニュースが流れるように。そして11月ごろに本当に破局していたことが判明するの。
▼2012年7月のティーン・チョイス・アワードは、二人がカップルとして参加した最後のイベント。
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皮肉なことに、すでにスターだった二人がカップルになったことで、それぞれの人気がさらに高まり仕事が激増。一緒に過ごせる時間が少なくなったところに、ジャスティンの浮気疑惑が浮上しちゃったの。彼を信じることができなくなったセレーナから別れを切り出したみたいよ。
▼とにかくどこにいってもパパラッチに追われる生活もストレスの原因に。
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そしてみんなもご存知のとおり、二人はここから六年もの間、数え切れないほど復縁と別れを繰り返すことになるんだよね。実際に最初の破局から一ヶ月後にはくっついたものの、またすぐに別れてしまった二人。そのお騒がせカップルぶりには周りも振り回されっぱなしだったみたいね。
セレーナの親友テイラー・スウィフトもセレーナを心配していた一人。2013年5月のビルボード・ミュージック・アワードで、当時別れていたセレーナとジャスティンが会場でたまたますれ違って、挨拶のハグをしたのね。その瞬間、一緒にいたテイラーが「ゲーッ」と舌を出して嫌悪感を丸出しに。「テイラーはジャスティンが大嫌いなんだ」と世界中で話題になったわよね。
【動画】バージョンはこちら。一部始終が見れるよ。
その頃、セレーナは自身のキャリアにおいても過渡期にいたのよね。ボーカリストとして世界的大ヒットを連発したバンド「セレーナ・ゴメス&ザ・シーン」を解散し、ソロ活動に専念することに。アイドル歌手を卒業して、自分の言葉で歌うアーティストになりたいという思いからの決断だったみたい。
泥沼の恋愛とそれに対する周りからの様々な反応、そして新しいキャリアへの挑戦。仕事とプライベートの両方での変化がセレーナに大波のように押しよせたわけ。さらには、メディアから毎日のように「ジャスティンとは別れたの?復縁するの?今、二人はどうなってるの?」と容赦ない質問を浴びせられる生活。
本当は「あんたたちに関係ないでしょ!ほっといてよ!」ぐらい言いたかったでしょうね。でもそんなこと言えるはずもなく逃げるしかない 。案の定セレーナはどんどん精神的に不安定になっていったみたい。ジャスティンと一緒にこの世の春を謳歌していた頃からは信じられないほど、身も心もまさに崖っぷち状態に追い込まれちゃったの。
2013年10月、ニューヨークでのライブで「Love will remember」を歌っている途中、号泣してしまったセレーナ。この曲はジャスティンとの恋愛と別れの苦しみについてセレーナ自身が書いたもの。その頃には、自分で作った歌詞で泣いてしまうくらい感情が迷子になっていたのね。
なんと彼女はこのライブの三日後にオーストラリアとアジアで予定していたツアーを全てキャンセルすることを発表するの。もう人生に疲れちゃって、どうしようもないところまで追い詰められていたのかもしれないわね。
この頃はきっとファンもこう思っていたでしょうね。「そうか、セレーナは色々あって大変だったもんね。少し休んだらいいよ。少し休めば、また元のセレーナに戻ってくれるよね」って。でもね、メディアもファンも、そして本人さえも、まだ知らなかったのよ。この先に待ち受けるセレーナの壮絶な運命を……ね。
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1984年長崎県生まれ。十代の頃から海外セレブが大好きで趣味はハリウッドセレブ情報収集。大学卒業後、バイトや派遣社員として職を転々とする人生を送る。27歳の時「あれっ?パリス・ヒルトンみたいにキラキラした人生送るはずだったのに、私ったら人生詰んでない?」と思い、いきなり海外移住を決意。2011年バブルに沸くシンガポールに移住し、昼は会社員、夜と週末は動画ブロガー及びパーティーガールとして活動。動画ブロガーとして数々の受賞/メディア掲載の実績あり。2021年結婚を機にリトアニアに移住し、ここからさらに人生を面白くしていこうと画策中。人生の目標は70歳でビキニのグラビアを撮ること。ツイッターはこちら!