ケンダル・ジェンナーが、不安や心気症との闘いについて告白。さらに、「本当に乗り越えたのか」と疑う人々に答えた。
先日、Vogue誌の動画シリーズ「Open-Minded: Unpacking Anxiety」に出演したモデルのケンダル・ジェンナーは、臨床心理士のラマニ・ドゥルバスラとの対談を行った。
ケンダルは対談の中で、「忙しすぎたり、今のような状況になってしまったことで自分がコントロールできなくなってしまったんじゃないかと思うの。これまでに何度か、心臓が止まっているような気がして病院に駆け込んだわ。息ができなくなったり誰かに助けてもらいたいって思うこともあった。死んでしまうんじゃないかって思うことも、何度かあったわ」と当時の苦しい状況を説明。
しかし、その症状はケンダルによる作り話なのではないかと疑う人もいたという。
これについてケンダルは「『何をそんなに心配することがあるんだ?何にそんなに不安にならないといけないんだ?』って、言ってくる人もいるでしょうね。私は自分が幸運でないとは決して言えないわ。豊かでぜいたくな暮らしをしている自覚もある。恵まれてるってね」と語り、「それでも今でも、(不安になるような)症状が出ることがある。いつも幸せというわけではないし、いつも何かとつながっているわけではない。私だって人間だからね。恵まれてるとかそうじゃないかは関係なくて、感情があるのは誰でも同じなのよ」とつづけた。
さらにケンダルは、新型コロナウイルス感染拡大によってステイホームを余儀なくされた1年間が明けて外の世界に戻った時の心境について、「以前の私は本当にいろんなものに巻き込まれていて、働きすぎだったわ。常に誰かのまわりにいて、そのすべてに圧倒されてしまったの。1人になる必要があった。だから、今は少し平気。この1年はみんな孤立してしまって、それに慣れてしまったんじゃないかしら。それが少しずつみんなと会えるようになって、食事ができるようになった。でも急にたくさんの友人たちに会うと、また不安になってしまうかもしれないわね」と語った。