チャイルディッシュ・ガンビーノ(ドナルド・グローヴァー)が、過去に発表した楽曲について訴えられている。
2018年にチャイルディッシュ・ガンビーノがリリースしミリオンヒットを記録した楽曲「This Is America」。これが盗作だとして、ラッパーとして活動するキッド・ウェスという人物が提訴した。キッド・ウェスはPage Sixの取材に対し、「お金の問題ではない」と語っている。
【動画】Childish Gambino – This Is America (Official Video)
先週ウェスが提出した裁判資料によると、ウェスは2016年に「Made in America」というタイトルの楽曲を制作。その後ガンビーノが発表した「This Is America」はあまりにも酷似しており、著作権を侵害されたと主張している。
ウェスはこの2曲について、「独特のフローだけでなく、歌詞のテーマや内容、そして同じように演奏されるコーラスという構造において酷似している」としている。ウェスの弁護人はこの類似性について、「偶然の範囲をいちじるしく超えている」と主張した。
【動画】Kidd Wes-Made In America [Official Music Video] (Shot by Gfxkid Films)
ウェスはPage Six に対し、「これはお金の問題ではない。これは1人の独立したアーティストに対する尊厳の問題だ。多くの友人が、大物だからといって意見を言ったり、声を上げることを恐れてしまうような業界にいる。こんな古い時代は終わりにさせて、新しい時代を切り開きたい」と語り、「この業界を作り上げているのは『創造性』だ。それは、アーティスト1人1人を尊敬することだろう」と続けた。
なおガンビーノの代理人はこの件に関してコメントしていない。「This Is America」は2018年にビルボードHot100チャートで1位を記録し、その翌年には最優秀楽曲賞と最優秀レコード賞を含む4つのグラミー賞を獲得した。
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