3ヶ月前、SNSでの不適切な発言が原因でルーカスフィルムから人気ドラマ「マンダロリアン」シリーズへの出演を解雇されたジーナ・カラーノ。そんな彼女がなんと、2021年のエミー賞にノミネートされるという。
CNFTが報じたところによると、先週日曜にディズニーが公開した「マンダロリアン」シーズン2からの出演者をPRするポスターにて、主演男優賞のペドロ・パスカルや助演男優賞のジャンカルノ・エスポジート、テムエラ・モリソンにつづいて助演女優賞にジーナ・カラーノの名前が記載されているのだという。なおゲスト出演者にはロザリオ・ドーソンやマーク・ハミルら18名の名が連ねられていた。
かつて格闘家として活躍していたジーナ・カラーノは、「マンダロリアン」シリーズで女戦士カラ・デューン役に抜擢された。しかし今年2月、SNSでの発言がきっかけでルーカスフィルムより「文化的かつ宗教的なアイデンティティーに基づく人々を中傷している」として解雇されていた。
[PR]特に物議をかもしたのが当時の政治的背景とナチスドイツを比較したもので、「ユダヤ人は道端で暴力をふるわれていた。ナチスではなく、隣人によって。その中には子どもも含まれていた。歴史は書き換えられてしまうから、ナチスの軍人が簡単にユダヤ人を集められるようにするために、ユダヤ人達が隣人たちから嫌われるように最初に仕向けたのは政府だということを今やほとんどの人が知らない」というものだった。この発言は現在削除されている。
カラーノのこの発言は番組の降板だけでなく、製作される予定だったハスブロのアクションフィギュアの計画もボツになった。しかしカラーノは謝罪するどころか、ルーカスフィルムの重役たちを「いじめっ子」扱いしたのだ。
彼女は保守系コメンテーターのベン・シャピーロに対し、The Daily Wireのインタビューにて「あの会社にいじめられたのは私だけじゃないわ。私はそれをとてもよく知っているの」と語っていた。