2003年から放送され続けている人気トーク番組「エレンの部屋」が終了する。Page Sixなどが報じている。
「エレンの部屋」は、毎回ゲストたちの意外な姿を見られるユニークなコーナーが豊富で、またスタンダップ・コメディアンである司会のエレン・デジェネレスの気さくさが人気を博していた。しかし昨年4月、エレンの態度や、番組に対しての批判や告発が相次いだ。これを受け、放送局のワーナー・ブラザースが内部調査を実施するという事態が起こったが、その後、エレンはエピソード18で復帰し、初回放送で謝罪。この放送は2016年以来の最高視聴率を記録した。
しかし、その後も広告主の資金不足のためにデジタルコンテンツの制作が急落していると、スタッフがタブロイドに明かしたり、タレントのブッキングについては、スキャンダルがあったから苦戦しているという報道もあった。
そんななか、新たにPage Sixが報道したところによると、2022年の第19シーズンでエレンの契約が終了し、そのタイミングで番組も終わるのだという。
また制作関係者がThe Postに「実際のところ、スタッフたちはパンデミックの中、今シーズンも全員を雇用し続けてくれたことに感謝しています。そして今、彼らは来年の全く別のシーズンに向けて働くことになっています」と語った。
デイリー・メール紙が最初にこのニュースを報道した際、エレン本人もこの内容を認めた。エレンはハリウッド・レポーター紙に「クリエイティブな仕事をしていると、常に挑戦する必要がありますが、この番組がすばらしく、たのしいからこそ、もう挑戦する気になれないのです」とコメントした。
またPage Sixの報道によると「エレンの部屋」の枠を歌手のケリー・クラークソンが彼女の枠を埋めるかもしれないという。