昨年12月、俳優のトム・クルーズが『ミッション・インポッシブル7』の製作スタッフに対し、新型コロナウイルスの感染防止対策が不十分だとして怒鳴りつける音声が流出した。
そしてこの度、トム・クルーズ自身が沈黙を破り、当時の状況について自らの口で語ったのだ。
トムはEmpire誌の取材に対し、「僕は自分が言わなければならないことを言ったまでだ」とし、「当時はいろんなことがあって。もちろん、チーム全員というわけではないんだよ。そのスタッフは撮影にはかかわらずに、きちんと対策しているスタッフだけで続けたよ」明かしている。
さらに映画の製作については、「もう2度と中断はさせない。撮影も続けているんだ。Zoomで子供たちや大人だけのパーティーをしたりもしているんだよ!」と語った。
そして、「いろんな感情が僕の頭をよぎったよ」と心境を明かすと、「それでもスタッフ全員が撮影を再開させたことを聞いてとても安心した。感慨深かったよ」と語っている。
なお流出した音声の中で、トムは完全防止策をおこたったスタッフに対し「君、この間もしてなかったね。もういなくていいよ。もし他のスタッフの中で同じようにきちんとしていない者がいるのなら、一緒に去ってくれ。君と、そして君もだ。それから君、もう二度と、同じことはするな!」と怒声を響かせていた。
さらに、「ハリウッドでは、この1本の映画を作るために多くの人々が関わってくれているんだ。1人の勝手な行動が、その人たちの職を失わせることになるんだよ!」と続けていた。「これで終わりだ。謝罪はいらない。他のスタッフたちには、自分のせいで仕事がなくなって、家を手放さないといけなくなるかもしれないって言っておくんだな!俺たちは絶対に映画を止めたりしない。わかったか?もしもう一度でも同じことをしたら、その時は本当に消えてくれ」と怒りをあらわにしていた、というものだった。