デビューシングル「Lean On」が、YouTubeで2,200万再生を超えで話題の新星歌姫セリーナ・シャーマに、単独インタビューを実施した。
2002年オーストラリア生まれ、現在18歳のセリーナ・シャーマ。インド人の父親とイタリア系の母を持つセリーナは、幼少期にボリウッド映画やディズニーチャンネルを見て育ち、パフォーマンスにあこがれ、アーティストの道に進むことに。
12歳の時、オーディション番組「オーストラリアンアイドル」の初代優勝者であるガイ・セバスチャンに発掘され、伝統あるクリスマスショーで何千人もの前でパフォーマンスし、アーティストとしてのキャリアをスタートさせていった。
2019年に初リリースした「We Are One」はクリケットのワールドカップのテーマソングに選ばれ、また公式デビューソングの「Lean On」がYouTubeで2,200万再生を超えのヒットを飛ばした。
そんなセリーナにtvgrooveは単独インタビューを実施。歌手を目指したキッカケや、ガイ・セバスチャンとの共演、そしてSNSの活用法や、新曲、そしてマーベルの新作映画の挿入歌に参加していることについてなどたっぷりと答えてもらった。
実は過去に日本語を勉強していた!
――セリーナさんはじめまして。今回インタビューできて光栄です。
私はセリーナです。コンニチハ!私もインタビューしていただいて光栄です。
――日本語を話せるのですね!
実は中学1年生の時に1年間学校の授業で日本語を勉強していたの!「サヨナラ」という言葉や、あと日本の文化についても学んだの!
――とても上手でビックリしました!
そうかな(笑)!ちょっとしか覚えてないけど、褒めてもらってうれしい(笑)!
――今回のインタビューは日本は夜7時ですが、イギリスは午前11時だそうですね。朝は強い方ですか?
私は超朝型人間なの!でも夜寝るのも結構遅いの(笑)。たくさん寝るように心がけてはいるんだけど、結局朝型ね!
歌手になったキッカケはボリウッド映画とビヨンセ!
――そもそもセリーナさんが歌手を目指すようになったキッカケはなんだったのでしょうか?
小さいころからたくさんのボリウッド映画やディズニー・チャンネルを見て育ったの。なので演技や、歌、踊ることといったパフォーマンスをするということへの情熱があったの。それで母が私がそういうことに興味があるのをわかって、ボーカルレッスンを受けさせてくれたの。あとビヨンセにとても影響を受けて、彼女から学ぶことは多く、歌手になりたいという気持ちが芽生えたの。
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――セリーナさんは歌手のビヨンセにあこがれて歌手を目指したということですが、ビヨンセのどういったところにインスパイアされたのでしょう?
ビヨンセはもう一人で完結しているの!彼女は歌って、踊れて、演技ができて、パフォーマンスがすばらしくて、さらに性格、仕事への向き合い方がすごいと思うの。彼女のドキュメンタリーを見ていると、彼女の仕事に対する本気度が見えてきて、そこから学ぶこともとても多いの。なのですべてにおいて彼女からインスピレーションを受けているの。
憧れのスターに発掘され、小さいころからステージに立ち経験を積む
――セリーナさんは12歳の時に、オーストラリアのオーディション番組「オーストラリアンアイドル」の初代優勝者であるガイ・セバスチャンに選ばれ、セバスチャンのシドニーにおける伝統あるクリスマスショーで何千もの⼈の前でパフォーマンスしたそうですね。彼に発掘されたときの心境を教えてください。また彼との共演はいかがでしたか?
ただただ衝撃だったの!彼が私を選んでくれたことにビックリした!オーストラリアで生まれ育った私にとって、彼の歌はずっと聴いてきたから、本当にインスピレーションを受けたの。そして彼と一緒に仕事をしたとき、彼は私にあるアドバイスをくれて、それを今でも覚えていて、忠実に守っていることがあるの。私が12歳の時、彼は「とにかく自分が尊敬できる誰かひとりを選んで、その人の仕事ぶりや生き様をよく研究しなさい。そこから学びなさい」と言ってくれたの。それが私にとってビヨンセとなったの。彼との共演はまさに夢がかなったようなできごとだったわ!彼はすばらしいアーティストであり、私が今まで聴いた歌声でも、最もすばらしい声の一人だと思う!この経験に本当に感謝しています。
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緊張したら“バナナ”を食べる!?
――12歳という小さいころからステージに立つということは、場数を踏み、経験はもちろん度胸もついてきたりとメリットも多かったのではないでしょうか。
まさにそうね!たくさんの練習になるんだけど、今でも緊張はするの。おもしろいのが、観客が多い時より、少ない時の方が緊張しちゃうの(笑)。でも緊張するというのは、「人々を感動させたい」「失敗はしたくない」と、それだけ情熱を注いでいるということだからいいことだと思う。
まだまだ学ぶべきことはたくさんあるんだけど、ここで人から教わったとっておきのトリックがあるの。緊張するときは“バナナ”を食べるの(爆笑)。実はバナナは気持ちを落ち着かせる効果があるみたいで、なんでかわからないんだけど、私には効果があるの!
SNSでも大人気のセリーナ!なんとTikTokのフォロワー数は170万人以上
――セリーナさんはYouTubeの登録者34万人以上、インスタグラムのフォロワー数は22万人以上、そしてTikTokのフォロワー数はなんと170万人以上で、TikTokはわずか18か月でのうちに170万人ものフォロワー数を獲得したそうですね。ソーシャルメディアでも大注目のセリーナさんが、投稿するときに気をつけていること、フォロワーさんたちのためにこんな工夫をしているといった、なにかコツがあったら教えてください。
あんまり考えすぎず、自分が好きなものを投稿するようにしているの!自分らしくあることってとても大切だと思っていて、だからこそ素の自分のことを気にいってもらえてフォロワーが増えているんじゃないかなと思っているの。性格だったり、歌い方だったり、ありのままの自分を投稿するようにしているの。
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――セリーナさんは自身のYouTubeチャンネルでこれまでに様々なカバー曲を披露されてきていますが、特にお気に入りのカバー曲はありますか?
全部大好きだけど、2つ選ぶとしたら、まずハリス・Jとコラボした、ア・グレイト・ビッグ・ワールドの「Say Something」のカバーね。すごくエモーショナルな楽曲なんだけど、レコーディングはとても楽しかったの。ドバイでレコーディングしたの。
【動画】ア・グレイト・ビッグ・ワールド「Say Something」のカバー
もう一つは、ホイットニー・ヒューストンの「GREATEST LOVE OF ALL」ね。ホイットニーのことも子供の頃から影響を受けて、すばらしい歌声の持ち主で、あこがれた存在なの。
【動画】ホイットニー・ヒューストンの「GREATEST LOVE OF ALL」のカバー
デビューソング「Lean On」がいきなりの大ヒットで話題に
――公式デビューソング「Lean On」は、インドのラッパー エミウェイ・バンタイをフィーチャーし、YouTubeでは2200万回も再生される大ヒットとなりました。この曲にこめた想いを教えてください。
まずこの曲の経緯についてお話したいと思う。インドのムンバイで仕事があって行って、私も昔からエミウェイ・バンタイのファンだったの。この「Lean On」は最初はすごく欧米的なサウンドだったんだけど、エミウェイがこの楽曲を気に入って、一緒にやりたいと言ってくれたの。それで彼がインド的なフュージョンサウンドを楽曲に入れてくれたの。2つの異なる文化が合わさって1つの曲になるってあまりないけど、私はこういうのが大好きなの。さらにこの曲の反響もとてもよくて、歌もMVも絶賛されて感謝の気持ちでいっぱい!
【動画】Celina Sharma, Emiway Bantai – Lean On (Official Video)
――セリーナさんは幼少期からボリウッド映画をよく観ていたとおっしゃっていて、さらにお父様がインド人ということで、インドとのつながりが強いですよね。ご自身がインドにルーツを持っていることへの想いや、また今後インド系のサウンドを出していきたいと思いますか?
父はインドで生まれ育ったから、超インド人よ!だから私はインドの文化と西洋の文化の両方を同じくらい影響を受けて育ったの。なのでインドへの繋がりはとても強く感じているの。楽曲でもインド的な要素を盛り込んでいるんだけど、実はインドの方でもウェスタン・ポップミュージックが人気だから、基本的には今の感じのウェスタンな楽曲スタイルだけど、今後もインドの要素を取り入れていけたらいいなと思っているの。みんな気づいていないかもしれないけど、ティンバランドやDJスネイクもインドの要素を楽曲に入れてヒットを飛ばしていて、私も今後もそうしていきたいなと思っているわ。
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新曲「Her Wrongs」は恋愛における“信頼関係”がテーマに
――7月2日に新曲「Her Wrongs」をリリースされますね。こちらはどういった曲になっているのでしょうか。
この曲のテーマは多くの人が若い頃に経験したことがあると思われ
歌詞には「私があなたのためにしてあげられること、
――コロナ禍で先の計画が立てにくい状況ではありますが、セリーナさんのこの夏のプランは何かありますか?
いい質問ね(笑)。先が見えないけど、私の誕生日が7月だから、コロナがなければヨーロッパをまわれたらいいなと思っているの!あとオーストラリアにも帰りたい!家族も友達もみんなそこにいるし、もう2年も会えてないの。今私はイギリスにいるけど、日本の方がオーストラリアに近いもんね(笑)!あと夏にオーストラリアに帰っても向こうは冬だからってのもあるけど(笑)。
――昨年、人気DJジョナス・ブルーの「ザ・ブループリント」ツアーのサポートアクトとして参加が決定し、来日も予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で2022年開催のため調整中だそうですね。日本へ行ったらやってみたいことはありますか?
日本食が大好きだから、絶対日本食が食べたい(笑)!スシが大好き!あと各地を回ってみたいな。人生で雪を見たことがないから、長野県の白馬に行ってみたいと思っているの。あと京都へ行って、日本の歴史に触れたい!そして東京はもちろん!東京に行ったことある友だちから東京の話はいっぱい聞いていて、「本当に楽しいよ!」と言っていたの!そして日本は、今世界的にエキサイティングなカルチャーがある国だから、ぜひ日本に行ってそれを体験してみたいと思っているの。
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――白馬など日本の地名に詳しくてビックリしました!
日本に行って都会はもちろん、田園風景の方も見たり、歴史も感じたいの!
なんとマーベル映画の挿入歌に大抜擢!
――さらに、今年11月5日に公開のマーベルの新作映画『エターナルズ』内の楽曲にフィーチャリングが決まっていて、公式のプロモーションキャンペーンにも参加予定だそうですね。こういった大作映画の挿入歌に参加する心境はいかがですか?またどういった楽曲になっているのでしょうか?
私マーベル映画が大好きなの!これまで公開されたマーベル全作品を見ているからね!この話をもらえて本当に光栄だったの!でも、まだ詳細については言えないんだけど、ダンスチューンで、感動を与えるような、そしてボリウッド映画のインスピレーションも受けている楽曲になっているの!アジア系のポップスがこのような大作に使われることになって、本当に光栄に感じています。
――マーベルファンということですが、マーベルの中で一番好きなスーパーヒーローやキャラクターはいますか?
いつもこの質問には困っちゃうの(笑)。『マイティ・ソー』のソーかアイアンマンかな。クリス・ヘムズワースは同じオーストラリア人だしね!アイアンマンの皮肉っぽいところも大好きだから、この2人かな!
――今後アルバムリリースも予定されているのでしょうか?
もちろん予定しているわ!今5曲入りのEPを完成させているところで、それも今年の後半にリリース予定していてワクワクしているの!デビューアルバムに関しては色々アイディアはあって、自分の性格をより反映させたものにしたいと思っているの。アルバムは時間をかけて、納得いくものを完成させたいと思っているの!
――最後に日本のファンたちへメッセージをお願いします。
みんなに新曲を聴いてもらうのが待ちきれないわ!そしてみんなにも早く会えたらいいな!
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リリース情報
新曲「Her Wrongs」7月2日リリース
公式インスタグラム https://www.instagram.com/celina_sharma/
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