ビル・ゲイツが昨年米マイクロソフト社の取締役を退任した理由について、新たな情報が入ってきた。
ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたところによると、ビル・ゲイツは過去に、同社のエンジニアと不倫したのではないかとして外部の法律事務所による調査が入っていたという。
報道によると、ある女性エンジニアが2000年から長年にわたってゲイツと不倫関係にあったと申告したことから取締役の1人が調査に乗り出したそうだ。そのうえで2019年、取締役会はゲイツを退任させることで合意したという。最終的にゲイツは2020年、取締役の座から退いた。
退任当初、ゲイツはこの決断について「世界の教育や開発、そして健康に関する慈善活動を優先したい、また世界の気候変動に関する問題に取り組みたいという私の思いが反映されたものだ」としていた。
ゲイツの代理人はPeople誌の取材に対し、「約20年前に関係があり、問題なく終了している。そのため退任するというビルの決断とこの件は全く関係がない。彼は数年前から慈善活動に力を入れ始めており、退任することによってそれに集中したいと考えたというのが事実だ」とした。
またマイクロソフト社の担当者は「弊社としては2019年後半にビル・ゲイツが2000年以降弊社社員に不適切な関係を迫ったとの情報を受け、問題だととらえていた。問題を重く見た取締役会は外部の法律事務所に調査を依頼している。また問題を訴えた女性への支援も同時に行った」と発表している。
ゲイツは先日、夫人のメリンダさんとの27年間にわたる結婚生活に終止符を打つことを発表。その後関係者が離婚にいたった原因についてさまざまな暴露をする事態となっている。
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