イギリス王室のエリザベス女王2世が、先月亡くなった夫フィリップ殿下へあるかたちでトリビュートしている。
エリザベス女王とフィリップ殿下は1939年に出会い、1947年に結婚。その後4人の子供たちに恵まれ、8人の孫と8人のひ孫ができた。結婚してから現在まで73年間、変わらぬ愛をつらぬいた。フィリップ殿下は晩年、心疾患など様々な病気を抱え、今年2月に治療のため入院。その後退院したものの、4月9日に老衰で亡くなられた。99歳であった。葬儀はウィンザー城内にあるセント・ジョージ礼拝堂にて4月17日に執り行われた。
フィリップ殿下の死から1ヵ月半がたった5月22日、エリザベス女王は、イギリス南東部のポーツマスに帰ってきたHMSクイーン・エリザベス(航空母艦)を訪問。女王は船に乗り込み、空母の世界ツアーに先立ち、将校、イギリス海軍、イギリス空軍、イギリス海兵隊の職員たちとあいさつをかわした。
Her Majesty The Queen visits the company of HMS Queen Elizabeth in Portsmouth to bid them farewell ahead of the ship’s maiden operational deployment. @HMSQNLZ ⚓️ pic.twitter.com/H6TrwJ5pOw
— The Royal Family (@RoyalFamily) May 22, 2021
この時エリザベス女王が着ていた衣装は、赤いコートと帽子に、1966年にフィリップ殿下からプレゼントされた、イエローゴールド、ルビー、ダイアモンドの彫刻が施されたスカラベ(黄金虫)のブローチ、身に着けていたのだ。
こうした公務の時もフィリップ殿下へのトリビュートを取り入れた衣装に、ふたりの永遠の愛を感じることができる。