今年2月、歌手レディー・ガガの飼い犬の散歩を代行している途中で銃撃に遭い、そこから奇跡の回復を果たしたライアン・フィッシャーさん。そんな彼が事件から回復するまでの期間で「最も辛いパート」について語っている。
ライアン・フィッシャーさんは今週月曜、自身のインスタグラムを更新。フォロワーに向けてこれまでの人々との交流をしるした長文を投稿した。
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彼は投稿を「君がライアンだね!撃たれた人だ!どこを撃たれたの?」と人々から寄せられた声をつづるところからスタート。そして「飼い犬たちを盗み、僕を殺そうとした人々が捕まったことが発表されてから数週間、僕は何度もこのような会話をしています。僕は傷口に矢が刺さっているわけでも、『僕がライアンです!撃たれました!』と書かれた看板を持っているわけでもない。それでも、朝散歩していると人が近づいてきて、僕が撃たれた人なんだということを伝えとしてくるのです」と続けた。
そして「まだ癒えていないトラウマのことで有名になるというのは、不思議な気分です。人々は僕の痛みを共有したいと近づいてくるのに、傷口をえぐったまま離れていく。もちろん、わざとではないことはわかっています。皆さんの親切さと思いやりには感謝しているのです。皆さんのサポートと、回復してほしいという願いは信じられないくらいすばらしいもので、どの言葉にも、どの祈りにも元気づけられました。それでも、かつての自分に戻るのは簡単ではありません」と続けた。
ライアンさんはまだ散歩代行の仕事に復帰できておらず、回復するうえでこの部分が一番辛いパートだと明かした。
投稿の中でライアンさんは、「メディアからの注目とトラウマからの回復に加えて、目標を失ってしまったことがこのできごとで最も辛かったパートです。僕の体はまだ、犬を世話できるほどの準備が整っていません。(犬が危険にさらされているところを目にすると、緊張して泣き崩れてしまいます)。10年間私の目標だったものが、突然消え去ってしまったのです」とつづっている。
しかしライアンさんは投稿の最後に、これからできることを挙げたうえで、新たな目標を見つける決意を表明していた。