世界で活躍するテニスプレイヤーの大坂なおみ選手が、全仏オープン期間、記者会見には一切参加しないことを表明した。
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大坂選手は先日、ソーシャルメディアでこの決意を明かした。「人々がアスリートのメンタルヘルスを無視していることをよく感じていました。記者会見を見たり、参加したりするたびに、実感します」と述べた。また、これまでに何度も聞かれたことのある質問や、心に疑念を抱かせるような質問をされたとも明かした。
「私は、試合に負けた後に記者会見で打ちひしがれているアスリートの映像を何度も見てきました。皆さんもそうだと思います」「私はそのような状況は落ち込んでいる人を蹴落とすようなものだと強く思いますし、その理由も理解できないのです」と続けた。
さらに大坂選手は、報道陣の取材を拒否したら罰金を科せられてしまうと脅されたことがあるとも告白。心の健康を保つために、罰金を科されることもいとわないが、「このかなりの額の罰金が、心の健康のための偽善団体に寄付されることを願います」とした。
ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下のスポーツ専門チャンネルESPNによると、プロテニス選手はメジャー大会で記者会見を欠席した場合、最高2万ドル（約219万円）の罰金を科せられる可能性があるという。また、グランドスラムの公式ルールブックでは、選手は怪我や物理的に不可能な場合を除き、試合後の記者会見に出席することが義務付けられているようだ。
