人気歌手のマライア・キャリーが、実の兄に名誉棄損で訴えられた件について反応している。
マライア・キャリーといえば、昨年9月29日に自伝本「The Meaning of Mariah Carey」を出版。本の中でマライアは、元夫で自身の子供たちの父親ニック・キャノンと結婚を急いだ理由や、元婚約者ジェームズ・パッカーと体の関係はなかったことなど、仕事から私生活までを赤裸々につづり話題となった。
さらにマライアは、実の姉と兄との苦しい思い出も書きつづり、兄モーガンについては「私は決して安全だとは感じなかった。彼の怒りは予測できなかった。いつ起こるのか、誰に対してか、食い荒らすのか、私はわからなかった」と書きつづった。これにモーガンは極度の精神的苦痛、怒り、将来と家族を支える能力についての深刻な不安、彼の評判や恥ずかしさに苦しめられたとして、妹のマライアを名誉棄損で訴えたのだ。またマライアは自身の家族と深い確執があることは以前から知られている。
そして今回、マライア側は新しい法廷文書の中で兄の主張に対処したとPage Sixが伝えている。
申請書の中でマライアのチームは、マライアの意図はモーガンを中傷することではなく、同じような経験をした人々に「インスピレーション」として役立つことであると主張。「機能不全で時には暴力的な家庭環境から立ち上がったというキャリーさんの物語には、重要な価値があります。そして、特に同じような過酷な状況に置かれていることに気づき、夢に向かって自分の才能を発揮しようとする若者たちにとって、有益なものなのです」と文書につづられているという。
またマライアの弁護士によると、「名誉棄損を証明するためにモーガンはより高い法的基準が必要であり、訴訟では満たされていない」と付け加えている。
マライアは姉のアリソンからも同様に名誉棄損で訴えられているが、モーガンと同じ対処をとるだろう。
