1997年に亡くなったダイアナ元妃のウェディングドレスが展示されることになった。
ケンジントン宮殿では6月3日から来年1月2日まで、「王室のためのデザインの美学を探る」として「Royal Style in the Making(王室スタイルの作り方)」展を開催している。宮殿でのドレスの展示は1995年以来25年ぶりだ。
この度展示されるウェディングドレスは、1981年に執り行われた故ダイアナ元妃とチャールズ皇太子の結婚式のためにエリザベス・エマニュエルとデイビッド・エマニュエルがデザインしたもので、英国市場最長となるスパンコールがあしらわれた7.6mのトレーンと、パフスリーブが特徴だ。
ダイアナ元妃の息子であるウィリアム王子とヘンリー王子もドレスを慈善団体「Historic Royal Palaces」に貸し出すこと、また展示することに同意しており、この展覧会ではエリザベス女王のドレスや「クイーン・マザー」として親しまれた故エリザベス皇太后が着用した1937年当時のドレスのパターン(型)なども展示される。
また今回の展覧会では、王室とデザイナーとの関係を中心に、デザインスケッチや生地見本、過去のロイヤルメンバーの衣装を管理している「ロイヤル・セレモニアル・ドレス・コレクション」から未公開イメージ画なども見ることができるという。
今回展示されるのはエリザベス皇太后とエリザベス女王、そしてダイアナ元妃と3世代の女性ロイヤルメンバーが着用した衣装がメインだが、その衣装のデザインは1つ1つが英国王室のパブリックイメージを形成し、イギリスのファッションを世界の舞台へ押し上げたとされている。
会場となるケンジントン宮殿のオランジェリーは1700年代前半に建設され、最近補修されていた。
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