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セレーナ・ゴメス - 激太り、鬱、難病・・・生き延びるために友人の腎臓を移植せざるを得なかった、人生最大の崖っぷち事件【崖っぷちから這い上がった海外セレブたちVol.4】

セレーナ・ゴメス COLUMNS
セレーナ・ゴメス

ジャスティン・ビーバーとの恋で、ずいぶんと辛い思いをしたセレーナ・ゴメス。でもね、彼女の崖っぷちエピソードはここからが本番と言っても過言ではないのよ。この後、文字通り絶体絶命のピンチに襲われることになるセレーナの数奇な運命を辿ってみよう!

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「デブ」「劣化した」と罵られた歌姫が告白した衝撃の事実

ジャスティンとの辛い恋愛を糧に、アイドル歌手を脱したセレーナ。ようやく実力あるアーティストとして世間に認められ始めた2015年、セレーナは突然、全身性エリテマトーデス(通称ルーパス)という難病に侵されていることを公表するの。

セレーナ・ゴメス

当初はルーパスであることを公表せずに仕事をしていたセレーナ

ルーパスとは、本来なら細菌やウイルスから守ってくれるはずの自身の免疫系が、逆に自分自身の体を攻撃するという原因不明の病気。症状は体の炎症から、精神障害にいたるまで人によって様々でね。軽い症状の人もいれば死に至るケースもあるくらい千差万別なの。治療法はまだ確立されていないから、基本的に一生付き合っていかなければいけない、いわゆる『不治の病』なのね 。

実は、セレーナが2013年末にツアーをキャンセルしてリハビリ施設に入ったのも、このルーパスの治療のため。なんと、抗がん剤治療をしていたんですって。当時は病気を公表していなかったから、世間からは「薬物中毒か?」「アルコール依存か?」「ジャスティン・ビーバーとの恋愛で精神不安定か?」とずいぶん騒がれていたわね。

▼くっついたり離れたりを繰り返していたジャスティンはセレーナの病気のことを知っていたと思われる

 

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そして始まったのがセレーナの体型をイジる『ネットいじめ』。当時セレーナはルーパスの治療のために、薬を服用していたんだけどね。その副作用で、体重が増えてしまったの。例えば 2015年、バケーション先でパパラッチされたこの写真。元々すごくスリムだったセレーナが、少しふくよかになっているんだけど、このビキニ姿をみて「デブ」「劣化した」とSNS上に心無いコメントを残す人たちが大量発生。

▼メキシコでのバカンス中にパパラッチされたビキニが話題に。

 

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当初は自分がルーパスであることを公表するつもりはなかったセレーナ。でも病気を隠すことで、不本意な噂や批判を浴びてしまうことに疲れちゃったみたい。それで、自分を守るために発表することを決意したわけ。

後にセレーナは「(ルーパスの)腎臓機能の低下や高血圧などの体のダメージに対処すると同時に、自分の見た目に関してもすごく気にするようになった」って語っているのね。特に「SNSで見た目をこき下ろされたのは本当に辛かった」とも。

セレーナ・ゴメス

大人気トーク番組『エレンの部屋』で、体型を批判されることについての正直な気持ちを語ったセレーナ

さらに、ルーパスはセレーナのメンタルヘルスにも暗い影を落とすの。鬱や不安症状のために、 2016年には自身のワールドツアー『Revival』を、30公演以上残した状態でキャンセル。しばらく治療に専念することを発表するのね。インスタグラム上に、自身がステージ上に倒れこんだ写真をアップしたのを最後に、公の場から姿を消したセレーナ。

▼ この頃にはライブの直前や直後にパニック発作を起こすようになっていたそう。

 

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仕事でのプレッシャー、プライベートでのゴタゴタ、有名であるがゆえに受ける理不尽な批判・・・すでに、精神的に様々なストレスを抱え込んでいたセレーナは、それに加えて『不治の病』という難題を抱えてしまったわけ。まさに天を恨みたくなるような崖っぷち状態よね 。

テネシー州にあるリハビリ施設に入所して治療に専念したセレーナが公の場に戻ってきたのは、ツアーをキャンセルしてから約3ヶ月後のアメリカン・ミュージック・アワード。「フェイバリット・フィーメール・アーティスト(一番好きな女性アーティスト)」を受賞したセレーナ。会場から割れんばかりの拍手を浴びながらトロフィーを受け取った姿は本当に美しかったねぇ。

セレーナ・ゴメス

感極まって涙をこらえながらスピーチするセレーナ

「私は、立ち止まらなきゃいけなかった。全てを手に入れたけど、心の中は完全に壊れていた。」と赤裸々なスピーチをしたセレーナ。そして「たとえ挫折したとしても、挫折したままでいる必要はない」と力強いメッセージを残して、涙ながらに支えてくれたファンに感謝したの。

何度も崖っぷちに陥りながらも、その度に不死鳥のように蘇るセレーナ。しかも蘇るたびに、以前より強く美しくなっていくんだから本当にすごいわよね。

生きるために他人の腎臓が必要になった女

必要なときには休業しつつルーパスとうまく付き合いながら、精力的に仕事をこなしていたセレーナ。大変な病気と戦いながらも、本業のアーティストとしてはもちろん、実はコンスタントに女優業も続けていたの。さらにはルーパスが発覚した後も、スポーツブランドの『アディダス』やヘアケアプロダクトの『パンテーン』、そしてあの有名ブランドの『コーチ』など誰もが知っている会社の広告塔に。コラボ商品を発売するなど、ビジネスウーマンとしても活躍し始めるのね。

▼パンテーンの広告塔に。ギャラは数億円とか。

 

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2017年には、ネットフリックスで超大ヒットとなったテレビドラマ『13の理由』の製作指揮を務めるなど、本当に多方面で活躍。さらには、インスタグラムのフォロワー世界トップの座をキープしていたのもこの頃。いやぁ、ちょっと20代前半にして恐ろしいほどの活躍ぶり!私が20代前半だった頃なんて・・・いや、もうあんまり思い出したくないわ!

▼自殺した主人公がその原因をテープに記録していた、というセンセーショナルな設定で話題となった『13の理由』。当初セレーナは主人公のハンナも演じる予定だったけど、最終的には制作に専念することに。

病を抱えながらもマルチに大活躍、まるで運まで味方につけたようにみえたセレーナ。でもそんな彼女に神様はさらなる意地悪な試練を与えたんだよね。2017年の夏、セレーナは突然自身のインスタグラムで腎臓移植をしていたことを発表。友人でもある女優のフランシア・ライザがドナーとなり、極秘で手術が行われたことを告白するの。この衝撃的なニュースに世界中が騒然となったのよね。

▼手術後、二人が手を繋ぎ合うリアルな写真を投稿したセレーナ

 

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ことの始まりは同年の5月。当時の恋人ザ ・ウィークエンドのツアーに帯同して訪れていたシカゴでセレーナの腎臓の機能が突然低下したの。もちろんルーパスが原因でね。彼氏に付き添われて搬送された病院で、このままでは命の危険があり、すぐに腎臓の移植が必要と診断されたわけ。

とはいえ臓器の移植なんて、そんな簡単にできるものじゃないでしょ。まず、自分と合う腎臓を持っているドナーを探すことから始めなきゃいけない。もちろん、合う腎臓を持っていて、かつそれを提供してくれる人と出会えるなんて超レアなわけ。普通は、7年から10年くらい待たなきゃいけないらしいの。すぐに手術が必要だったセレーナは、まさに 正真正銘かつ絶体絶命の崖っぷちに立たされてしまったわけ。

▼まさに「オー・マイ・ゴッド!」って感じだったはず

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不幸中の幸いとはこういうこと、セレーナにはたまたまドナーを申し出てくれた親友フランシアがいた。そして幸運なことにフランシアとセレーナの腎臓が型が合ったわけね。いやぁ、いくら親友とはいえ、自分の臓器を差し出せるってすごいことじゃない?自分の命をリスクに晒すわけだもの。本当に必要なときに、助けてくれる友達がいるっていうのは、やはりセレーナの人柄なのかもね。

▼親友フランシア 。セレーナが14歳の時からの長い付き合いだとか

 

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親友フランシアのおかげで、腎臓移植をすることができたセレーナ。ところが試練の神様はセレーナに手加減しなかった。無事に手術が終わったかと思った矢先、今度は移植された腎臓がセレーナの体の中でひっくり返ってしまう、という事態が発生。すぐに手術室に逆戻りして追加のオペをしなければいけない、というまさに崖っぷち・オブ・崖っぷちの状態になってしまうの。

追加の手術は無事に終わり、なんとか一命を取り留めることができたセレーナ。同じ年の10月に臓器を提供してくれたフランシアと一緒にNBCの独占インタビューに応じたセレーナ。涙を流しながら、手術に至る経緯を赤裸々に告白したの。ハリウッドを代表する若きスーパスターが、本当に命を失う一歩手前だったことを知った時の衝撃は大きかったわね。

▼「親友に文字通り命を救われた」と語ったセレーナ

まさに絶体絶命の崖っぷち状態から見事な復活を遂げたセレーナ。当時付き合っていた恋人、ザ ・ウィークエンドの支えも大きかったんじゃないかな。手術の前後は、自身のツアーの日程を変更してセレーナに付き添ったらしいわよ。もちろん、腎臓を提供したフランシアとは比べようもないけれどね。でも彼が、代役のいない仕事=ツアーを蹴ってまでセレーナに尽くしたのは、二人の関係が真剣だった証拠だと思うなぁ。

▼隠すことなく堂々と付き合っていたので、パパラッチ写真も多数あり

 

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実際にこの年は、ザ ・ウィークエンドがツアーで行く先々にセレーナも同行してる姿がパパラッチされていたしね。かなり長い時間を一緒に過ごしていたはず。二人で積み重ねた時間と共に乗り越えた困難が、二人の絆を固くした・・・のかと思いきや、なぜか二人はこの後あっさりと破局してしまうの。そして、その影にはあの彼が・・・

『腐れ縁』なんていわせない!世間を熱狂させた復活愛

ザ ・ウィークエンドとの破局が発表されるのと前後して突如、セレーナとジャスティン・ビーバーの姿が、そう、あの世界を熱狂させたお騒がせカップルの姿がパパラッチされるようになるの。一緒にご飯を食べたり、サイクリングしたり、教会の礼拝に参加したり・・・そして、そのまま夜まで二人きりで過ごす姿まできっちりカメラに収められちゃったわけ。

▼久しぶりのジェレーナの姿にみんな釘付けになったよね

さらに数日後には、二人でアイスホッケー場に現れ、キスをしているところがばっちりパパラッチされたの。すっかり終わったと思われていた人気カップルの突然の復縁疑惑にファンたちは騒然!

▼あ〜、もうこれは、ブッチュ〜ですね!

 

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▼2011年に撮られた初々しいしいジェレーナのホッケーデート写真と比較して歓喜するファンも。

2015年末頃からは、かなり疎遠になっていたはずのセレーナとジャスティン。なぜここにきて、いきなり関係が復活したのかというと、それはやはりセレーナの腎臓移植手術というショッキングな出来事がきっかけだったんじゃないかな?

当時セレーナとは絶縁状態だったジャスティンは、私たちと同じようにニュースで、セレーナが生死の境をさまよっていたことを知ったのね。きっとすごくショックを受けたと思う 。うまくいかずに別れてしまったとはいえ、ずっと心の中にいた初恋の人が、命を失う寸前だったんだからさ。だから、もう一度友達に戻りたいという純粋な気持ちで連絡を取り合うようになったのかもね・・・ もちろん、あっという間に焼けぼっくいに火が付くことになったわけだけど 。

▼会えない時間が愛を育てた、というヤツなのでしょうか

ちょっと待ってセレーナ・・・あなた生死の境をさまよって崖っぷちから生還したばかりなのに、今度はジャスティンと復縁して、また自分を恋愛崖っぷちに追い込むの?あんなに辛い思いをしたのに、どんだけ崖っぷちが好きやね〜ん!とツッコミたくなったのは私だけかしら?

▼「やだ、もうホント私の人生は崖っぷちだらけ」by セレーナ

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そんな私の心配などどこ吹く風で(当たり前)、二人は復縁してなんだかとっても幸せそうだった。昔、付き合っていた頃はお互い若すぎてうまくいかなかったけど、今は色々経験して大人になったよね。ようやくお互いにきちんと向き合えるカップルになったよね。 なんとなくそんな雰囲気さえ漂っていた気がする。

▼とっても楽しそうな二人。今度こそうまくいってほしい!ファンはそう願っていた

 

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もしかして今度はこの二人うまくいくんじゃないか?いや、今度こそはうまくいってほしい!ジェレーナのファンたちはきっと祈るような気持ちだったはず。でもね、世界中の誰も、そうセレーナとジャスティンさえもこの時は想像もしていなかったの。この後に起こる怒涛の展開を、ね!

ついに次回はセレーナ・ゴメスの崖っぷち人生の最終章!お楽しみに!

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