王室のシニアロイヤルを離脱し、アメリカへ移り住んでから1年半。ヘンリー王子とメーガン妃はイギリス王室、とくに父であるチャールズ皇太子からの支援やコミュニケーションが不足していることをいまだに悩んでいるのではないかと報じられてきた。しかし今月4日に長女が生まれたことにより、今後は子育てと目の前にいる家族に向き合おうと前向きに考え始めたようだ。
かつて故ダイアナ元妃のボイスコーチをつとめていたスチュアート・ピアースは、先日Us Weeklyのインタビューに応じ、ヘンリー王子夫妻と王室の対立が始まった理由について 「ヘンリー王子夫妻は身の回りの世話をしてくれる存在が足りないことや、チャールズ皇太子との連絡が途絶えてしまったことを悩んでいたようだ」と語り、「チャールズ皇太子は非常に思いやりがあり繊細な方であることから、自分の感情がたかぶるような状況からは距離を置くことで知られている。落ち着けばなにかしらアクションがあるだろう」と付け加えた。
なおヘンリー王子は今年3月と先月のインタビュー番組の中で、父との確執について明かしている。彼は自分たちが王室離脱をチャールズ皇太子に報告した頃から連絡が取れなくなったことや、チャールズ皇太子が受けてきた「痛みや苦しみ」を子供たちにも引き継ごうとしており、それを自分の代で終わらせたいと考えていることなどを告白していた。
チャールズ皇太子の友人を名乗る人物は当時のVanity Fairの取材に対し、「チャールズ皇太子はヘンリー王子の発言のいくつかにひどく傷ついているようだ」と語り、「チャールズ皇太子は大変優しく、なにより献身的な父親だった。そんな彼にしてみれば、現在家族の中で起こっていることはなんのよろこびもない、みじめなものだろう。それでも彼は、和解の道を探り続けている。彼は執念深い人間ではない。いつかヘンリー王子との問題を解決できればと望んでいるよ」と続けた。
王室とは依然緊張状態にあるものの、ヘンリー王子夫妻は長女リリベットが誕生したことで、カリフォルニアの自宅と子供たちを含めた現在の家族により目を向けるようになったという。
ヘンリー王子夫妻の親しい友人を名乗る人物はPeople誌の取材に対し、「この赤ん坊の誕生により、夫妻はアメリカに永住することを決断したようだ」と語り「この赤ん坊によって、家族が完成され、より幸せになった」と付け加えた。
なおメーガン妃が退院したあと、夫妻はエリザベス女王にテレビ電話をし、女王にとって11番目のひ孫となるリリベットを紹介したという。