The Postが報じたところによると、先日離婚することを発表した米マイクロソフト社の創設者ビル・ゲイツがアメリカで誰よりも多くの農園を取得することになるという。
無類のファストフード好きとして知られるビル・ゲイツは、宇宙からも確認できるほどの広大な敷地でなんと、世界的ファストフードチェーン「マクドナルド」のフライドポテトで使用されるじゃがいもを育てているのではないかと言われているのだ。現在のところ、ゲイツ側から正確な回答は得られていない。
ちなみに、ゲイツは過去に一番好きなハンバーガーチェーンについて、ワシントンを拠点とする「バーガーマスター」を挙げている。
現在ゲイツは、地球上の気候変動問題に力を入れているとされているが、ジャガイモ農家は利益を求めるための手段だと言う。ゲイツは先日、「私の投資グループがこの事業を選んだ。気候変動の問題とは関連がない」とコメントしていた。
ゲイツはすでに18の州で269,000エーカーの農地を所持していることを考えると、土地を一斉管理することはたやすいことなのかもしれない。そしてかつてAmazonの創始者ジェフ・ベゾスの離婚裁判も担当したスゴ腕の弁護士たちは、すでにこの土地の調査を始めていることだろう。
27年間連れ添った妻メリンダさんとは婚前契約を交わしていなかったことから、資産分割に関する契約者に合意した後で離婚が成立することなるためだ。
ゲイツ夫妻は10年近く前から農業に力を入れており、ポテトだけでなくにんじんや玉ねぎ、大豆、米、とうもろこし、綿など多岐にわたる栽培を行ってきた。アメリカで消費される食糧のほとんどが、ゲイツの農園に行き着くのではないかと言われるほどだ。
なおゲイツは、野菜や植物を使った「フェイクミート(植物由来の擬似肉)」の開発にも力を入れているという。