ジェームズ・コーデンが批判の目にさらされている。
きっかけは彼が司会を務めるバラエティ番組「The Late Late Show」の1コーナー「Spill Your Guts」の演出が、アジア人差別なのではないかと指摘されたためだ。批判は10,000を超え、人気コーナーも打ち切りの危機に立たされているのだ。
「Spill Your Guts」のコーナーは、ジェームズ・コーデンがゲストに対し、「恐ろしい」もしくは「気持ちが悪い」と思わせるような食べ物にチャレンジさせる企画だ。そしてチョイスされる食べ物が、ほとんどいつもアジア文化圏のものなのだという。このことが議論を呼び、コーナーの打ち切りや変更を求める声があがった。
オンライン上では、「食べ物をバカにするような演出がアジア人差別を助長する」としてジェームズを非難する署名活動が行われている。
「Spill Your Guts」のコーナーは、ジェームズがゲストに対し答えに困る質問を投げかけ、質問に答えるか、目の前に並べられた「ゲテモノ」を食べるか迫るというものだ。2016年からスタートした人気コーナーで、これまでにもケンダル・ジェンナーや、ハリー・スタイルズ、ジャスティン・ビーバー、ジミー・キンメルなど、なただるスターたちがチャレンジしてきた。
今回の署名活動で求められているのは、ジェームズによるこのコーナーの打ち切りか、最低でも登場する食べ物をほかの文化圏からのものにすることだ。さらに、番組内でのジェームズによる「生謝罪」も含まれている。
我々は番組の代表者にコンタクトをこころみたが、現在のところコメントは得られていない。「Late Late Show」は1995年から放送されている長寿番組で、ジェームズは2015年から4代目の司会者をつとめていた。