先週日曜、SNS上で「#youlikegirls(あなたは女の子が好き)」がトレンド入りした。のぞいてみると、大人気歌手ビリー・アイリッシュの熱愛報道やソーシャルメディアでの投稿に怒りをおぼえ、「もう応援したくない」となげくファンたちの声が多くあがっている。
ビリー・アイリッシュといえば先日、俳優のマシュー・タイラー・ヴォースとデートしていると思われる写真が撮られた。2人はディズニーランドで仲よさげに過ごす様子も目撃されており、ボーイフレンドで間違いないと断言する人もいる。
ところが、この報道が一部のファンを混乱させた。これまで、ビリー・アイリッシュはLGBTQ+のコミュニティに属しているのではないかと考えられていたためだ。そしてこのファンたちは、ビリーの最新楽曲でさらに困惑することとなる。ビリーの最新シングル「Lost Cause」のミュージック・ビデオの中では、ビリーが多くの女性たちと露出の高い衣装で踊る演出がなされていたのだ。
【動画】Billie Eilish – Lost Cause (Official Music Video)
さらにビリーのインスタグラムでは、ミュージック・ビデオのメイキング風景が投稿されるとともに「私は女の子たちが大好き」というキャプションも添えられていた。
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このような行動の矛盾から、一部のファンはビリーについて、「クィアベイティング(ある人物やキャラクターがわざとLGBTQ+に属しているかのような言動をして、LGBTQ+の人々をひきつけたり、世間の注目を集めようとするマーケティング手法)」なのではないかと批判が起こったのだ。しかし過去も、今も、これからも、このような批判にビリーが対応する義務はない。
実際のところ、新曲のミュージック・ビデオに性的な表現は含まれておらず、インスタグラムの投稿はただのPRなのだ。
ビリーがLGBTQ+であるかどうかなど、誰に関係のない話であり、気にする必要もない話だ。