アメリカのカマラ・ハリス副大統領が、LGBTQ+権利向上を呼びかけるプライドイベントにて行進に参加。現役の副大統領が参加するのは初で、歴史に名を刻んだ。
カマラ・ハリス副大統領は、現地時間6月12日土曜日にワシントンD.C.で開催された「Capital Pride」にて行進に参加した。“Love is love”と書かれたTシャツを着て「ハッピープライド」と周囲の人に伝えていたという。
彼女はまた、同イベントで短いながらもスピーチを行い、「私たちは、トランスジェンダーのコミュニティや若者がすべて保護されていることを明確にする必要があります」「やるべきことはたくさんありますが、私たちはコミットしています」と伝えたようだ。
The @VP and @SecondGentleman are on the move at Capital Pride 🌈 pic.twitter.com/F27RxDaoHJ
— Peter Velz (@PeterVelz46) June 12, 2021
またハリス副大統領はツイッターにて、5年前に発生したパルス・ナイトクラブ銃撃事件で殺害された49人に敬意を表した。「5年前、49人のLGBTQ+の人々と仲間達が、パルス・ナイトクラブで夜の外出を楽しんでいました。そして、一瞬にして彼らは消えてしまったのです。今日、私たちは亡くなった人たちとその愛する人たちを思い出し、銃による暴力のない世界を築くことを決意します」。
Five years ago, 49 LGBTQ+ people and allies were enjoying an evening out at Pulse Nightclub. And then, in an instant, they were gone. Today, we remember those who died and their loved ones—and we recommit to building a world free from gun violence.
— Vice President Kamala Harris (@VP) June 12, 2021
バイデン大統領とハリス副大統領政権は、LGBTQ+問題を優先事項のひとつとしており、トランスジェンダーの医療保護を回復させ、ドナルド・トランプ元大統領によるトランスジェンダーの軍人に対する禁止令を撤廃している。そしてバイデン大統領の最初の大統領令の一つは、性同一性や性的指向に基づく差別の廃止を求めるものだった。
6月は、LGBTQ+の権利向上を呼びかけるプライド月間として知られている。さまざまなセレブや著名人がコミュニティの支持を表明している。