名女優メリル・ストリープの代表作のひとつとも言える大ヒット映画『プラダを着た悪魔』。本作でメリルはランウェイ・マガジンのエディター、ミランダ役を好演。しかしこの厳しすぎる上司を演じたことで、撮影現場では惨めな思いをしていたようだ。
メリルは先日、映画の15周年を記念して行われたEWとのインタビューに参加し、当時の思いを語った。彼女は撮影現場で、特にエミリー・ブラント(エミリー役)とアン・ハサウェイ(アンディ役)とのやり取りの中では、常にこのキャラクターを体現しようとしたと説明した。エミリーはメリルを「社交的で楽しい人」と話し、アンも威圧されたが、「いつも気にかけてもらっていると感じた」と述べていた。しかし、ときに厳格な役を演じるメリルとの仕事は厳しいものだったようだ。メリルの演技は高く評価されているが、撮影現場でミランダの役柄を維持している間、彼女はとても惨めな思いをしていたという。
「本当に最悪だった。私はトレーラーの中で惨めな思いをしていたの。トレーラーの中にいて、みんなの笑い声が聞こえてくるの。私はとても落ち込んだわ。これは“ボスであるがゆえの代償”だったわね。それ以来、(役に入り込む)メゾットに挑戦してないわ」
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『プラダを着た悪魔』は、一人の人間が出世のためにどれだけ自分のモラルを犠牲にできるかを描いており、今でも映画ファンのお気に入りの一本で、ファッション業界の権力のレベルを描いた最高の作品の一つとして支持されている。大ヒットして長年愛され続けているのも、メリルが苦労して演じたミランダの存在があったからだろう。
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