キング・オブ・ポップと呼ばれ、死去した今でも伝説のアーティストとして知られるマイケル・ジャクソン。だが幼少期にマイケルから性的被害を受けたという男性2人が、その生々しい内容を告白した。
E!ニュースによると、マイケル・ジャクソンの過去のセクシャル・ハラスメントに焦点を当てたドキュメンタリー番組「Leaving Neverland」のパート1が3月3日、米HBO局にて放送。同番組で実際に被害を受けたウェイド・ロブソンさんとジェームズ・セーフチャックさんが、その被害内容を赤裸々に告白し全世界で波紋を呼んでいる。
現在36歳であるウェイドさんとマイケル・ジャクソンとの出会いは、ウェイドさんが当時5歳の時にマイケルが主催するダンスコンペティションに参加し、優勝した時。当時は「自分は他の子供達と違って、マイケルに選ばれたって思った。そしてマイケルは僕に『“こんなこと”は他の誰ともしたことがない』と言ったんだ。その時僕は『ワオ、彼は僕を愛してくれてるんだ』って思った」と話し、マイケルの言う“こんなこと”がどういう意味かすらわからなかったと明かした。
These are some of the most disturbing allegations against Michael Jackson in #LeavingNeverland: https://t.co/E9o8UGOQK2 pic.twitter.com/E3rzYDEvaK
— The Hollywood Reporter (@THR) March 5, 2019
ウェイドさんはダンスコンテストで優勝した数年後、マイケルの自宅、通称「ネバーランド」に家族と共に招待されたという。
彼によるとネバーランドでの最初の夜、ウェイドさんと姉はマイケルのベッドで一緒に就寝。次の夜にも一緒のベッドで寝たそうだが、夜中にマイケルが「君と家族が帰ってしまうのが悲しい」と泣いている声で目が覚めた。その次の日、ウェイドさんの家族がグランド・キャニオンへ観光に行っている間、ウェイドさんだけネバーランドに残ったという。
マイケルは、家族がいないこの間に、ウェイドさんに肉体的接触をしてきたのだという。ウェイドさんは「僕が覚えているのは、マイケルが僕の足を触ってきたんだ。そしてその手は僕の股間まできた」「手がパンツの中に入ってきて、僕のペニスを触った。そして、僕もマイケルに対して同じことをするよう指示された」と告白。こういった性的行為はウェイドさんが7歳から14歳になる間、数年に渡り続いたという。
Review: HBO's #LeavingNeverland "offers devastatingly powerful and convincing testimony that Michael Jackson was guilty of child sexual abuse" https://t.co/BzAWYfhakg pic.twitter.com/VdEu8jgdbo
— Variety (@Variety) March 5, 2019
そしてもう一人の被害者と名乗るジェームズさん(40、当時9歳)も「そう、僕も『君が初めてだ』と全く同じことを言われた。僕も当時は怖くなかった。マイケルは優しくて、僕たちは親密な仲なんだって思ってたからね」と、ウェイドさんと同じく「初めて」だとマイケルに言われたが、その意味が分かっていなかったと話した。
ジェームズさんも、ウェイドさんと同じように家族ごと招待され、ネバーランドで優雅なバケーションや高級ホテルなどで、もてなされたという。ウェイドさんが10歳の時には、マイケルのツアーにも招待され同行した。
彼は「ツアーで訪れていたパリで、マイケルがマスターベーションを教えてくれた。そこから全ては始まったんだ」「一緒にすることで、仲良くなれたような気になった」と告白した。
一方マイケル側の「Michael Jackson Estate」はこのドキュメンタリー番組に対し「『Leaving Neverland』はドキュメンタリーではなく、タブロイドがでっちあげた“マイケル殺し”の戦略です。この番組には立証されていない20年前の訴えをまるで事実かのように扱っています」と徹底的に否定している。
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