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アリアナ・グランデ、英マンチェスターでのコンサート会場爆破テロ事件で“新事実”が明らかに なんとセキュリティシステムに欠陥が・・

アリアナ・グランデ MUSIC/ARTISTS
アリアナ・グランデ

2017年、人気歌手アリアナ・グランデがイギリスのマンチェスターで行ったコンサートで、500人以上がケガをし、22人が亡くなるという爆破テロ事件が発生した。

Billboardはこの事件について、200ページにおよぶ調査結果報告書を作成。「あの夜、いくつかの機会を逃さなければ事件は起こらなかった」とし、「その多くは、警察や警備隊によって行われるべきものだった」とつづった。

今回の報告書によると、警察はこの事件の犯人サルマン・アベディを危険人物として事前に認識しておくべきだったという。調査団を指揮したジョン・サンダースはら、今回の爆発は犯人によって引き起こされたもので間違いないとしながらも、「死亡者や負傷者はもっと抑えられたはずだ」と語る。

今回の報告書では、警備をつとめたShowsec社と会場を運営していたSMG社、そしてイギリス鉄道警察が、爆発を防止または影響を少なくするための機会を逃したことに対し「主な責任を負っている」とされている。

ジョン・サンダースはさらに、事件の最大の失敗が、事前に一般市民から犯人に関する不審な情報を受けていたある警備員が、その後のフォローを行わなかったことにあると指摘した。さらに他の警備員も犯人に関する情報を共有しようとしたが、うまくいかなかったことにもあるとした。

また今回の調査では、SNG社のセキュリティシステムに欠陥があったことにより、犯人が約1時間にわたって身を隠すことができたことや、Showsec社のスタッフが事件の30分前に適切なセキュリティチェックを行わなかったことが明らかになった。

また当日は4人のイギリス鉄道警察が勤務していたが、事件発生時に現場にいたものはおらず、4人のうち2人は食事休憩をとっていたという。なおアリアナ・グランデ自身は先日、事件から4年目を迎えたメッセージを発表していた。

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