イギリス王室のスリム化がはかられる中、次の国王となるチャールズ皇太子のプランでは、ヘンリー王子の長男アーチー君が王子になる可能性は限りなくゼロに近いようだ。
英デイリー・メール紙は先週土曜、チャールズ皇太子が「主要王族の人数を減らすという考えを持っている」と報じた。増え続ける王室メンバーに対して税金が使われることに、国民の不満がたまっているためだという。
記事によると、チャールズ皇太子はヘンリー王子に対し、本来アーチー君が与えられるはずだった称号を継承させないとし、重要書類を書き換えるとを伝えたそうだ。なお、アーチー君は現在、王位継承順位第7位の立場にある。
情報筋は、「ヘンリー王子とメーガン妃は、チャールズ皇太子が国王になったとしてもアーチーに王子の称号が与えられる可能性がないことをすでに伝えられている」と語っている。
しかしヘンリー王子とメーガン妃は、自分たちの意思で王室を脱退しアメリカに移住したにも関わらず、皇太子のこの決定に納得していないという。今回の決定により、イギリス王室とヘンリー王子夫妻の関係がますます悪化することは避けられなさそうだ。
デイリー・メール紙が報じたところによると、チャールズ皇太子の計画では、王位継承者とその近親者のみが完全な称号を与えられ、納税者からの税金による経済的な援助と警察からの警護を受けられることになるそうだ。
またチャールズ皇太子とその弟アンドルー王子の間では姪にあたるベアトリス王女とユージェニー王女への今後の扱いをどのようにしていくかについても意見が割れているという。
なお王位継承順位はそれぞれ、アンドルー王子が9位、ベアトリス王女が10位、ユージェニー王女が11位で、今月4日に誕生したヘンリー王子夫妻の第二子リリベット・ダイアナちゃんに続くかたちとなっている。