イギリス王室のウィリアム王子は、2019年3月には弟のヘンリー王子と「袂(たもと)を分かつ」決断をしていたと、英サン紙が報じている。
この決断のキッカケとなったのは、今年3月に報じられたメーガン妃による元王室スタッフへの「いじめ問題」ではないかと言われているようだ。
2018年、この「いじめ問題」の一報を耳にしたウィリアム王子は怒りに震えたという。そしてすぐに弟に電話をかけた。しかしヘンリー王子はその電話をガチャ切り。事態はますます悪化することとなったという。
この騒動の詳細は、イギリスの伝記作家ロバート・レイシーによる著書「Battle of Brothers: William, Harry and the Inside Story of a Family in Tumult」にてつづられている。「兄弟間のみぞは日に日に深くなっている」と記したロバート・トレイシーは、「ウィリアム王子は友人に対し、メーガン妃が『計画にのっとって動いている』と明かしていた」という。
さらにロバートは、「もし、メーガン妃が本当に自分のスタッフに対し報道されたような態度を取っていたのだとしたら、彼女は君主制における重要な原則を台無しにしたことになる。さらにウィリアム王子にとってメーガン妃は、大切な弟を奪い去った人物というふうにうつっているのだろう」と付け加えた。
そしてこの本の中では、この一連の騒動がウィリアム王子がヘンリー王子一家と決別するきっかけになったと伝えられていた。
メーガン妃のいじめ問題は、今年3月、2018年に当時の夫妻の報道官がウィリアム王子の報道官に対し送った告発メールがリークされたことから発覚した。メールの内容には、「メーガン妃の態度によって2人のスタッフが辞職に追い込まれた」ことなどが含まれていたという。
一方、メーガン妃側はこの報道を完全否定。むしろメーガン妃がいじめられていたと主張していた。