ディズニー『美女と野獣』や『アラジン』など、数々の楽曲を手がけてきた作曲家アラン・メンケンが、過去のディズニーとマイケル・ジャクソンのあるエピソードについて明かした。
彼は先日、ディズニー名作の『ノートルダムの鐘』の25周年を記念し、SlashFilmの取材に応じた。当時、アランは『アラジン』の「A Whole New World」の制作時に、大のディズニーファンであるマイケル・ジャクソンと出会ったのだという。そして彼は楽曲の共同作曲を希望してきたとアランは振り返る。「マイケルがどんな人なのか、感覚的に理解できたよ。彼はとてもユニークでおもしろい。自分の世界にいるような人だった」と付け加えた。
当時、マイケルは未成年の子供との不適切な行為に関する疑惑で世間を騒がせており、彼は自分にまつわる“話題を変えたい”と思っていたのかもしれない。アランは『ノートルダムの鐘』についてスタジオでマイケルと話し合う機会があったようだ。
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「『僕の願い(Out There)』、『ゴッド・ヘルプ(God Help the Outcasts)』、『サムデイ(Someday)』の3曲あった。マイケルは『その楽曲をプロデュースして、何曲かレコーディングしたい』と言ったんだ。僕は、ワオ、オーケー、どうしようか?って話した」と当時を振り返った。しかし、マイケルが去った後にディズニーから「そのことについては後ほど連絡します」と言われたというアラン。最終的にディズニーはマイケル・ジャクソンとの仕事を望んでいないという返事が返ってきたという。
[PR]ディズニーがマイケル・ジャクソンの疑惑の影響を受けたくなかったというのは予想がつく。しかし、『ノートルダムの鐘』以前にディズニーは『ライオン・キング』でエルトン・ジョン、『ターザン』でフィル・コリンズといった大物アーティストを起用していた。そのため、マイケルの楽曲プロデュースを拒否したという話はとても衝撃的だ。