ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデの敏腕マネージャーとして知られるスクーター・ブラウンが、テイラー・スウィフトとの版権問題について自身の言い分を語っている。
テイラー・スウィフトといえば、デビューから2018年まで所属していたレコード・レーベル「ビッグ・マシーン・レコード」が、スクーター・ブラウンの会社に約300億円で買収され、大きなニュースとなった。これによりテイラーの過去の楽曲の権利は実質スクーターのものとなり、テイラーは自身の曲であるにもかかわらず自由に使えない、パフォーマンスできないなどの制限ができていたと主張。またテイラーはスクーターがジャスティンやカニエ・ウェストを利用して自身のことをいじめきた人物であるとも主張している。
その後、版権をめぐり揉めているが、スクーターは「ビッグ・マシーン・レコード」を別の会社に売却したとも報じられ、さらに関係は悪化。現在テイラーは過去のアルバムを再レコーディングしている。
そんな中、スクーターがVarietyの最新インタビューで、自身の言い分を語っている。
スクーターは、「ぼくは後悔し、そして取引に対してテイラーがあのような反応を示したことを悲しく思っています。起きたことすべてに非常に混乱しており、事実に基づくものではありません。彼女がどんな話をしたのかわかりません。ぼくはテイラーに話し合いをしたいと何度か伝えたけれど拒否されてしまった。ぼくは秘密保持契約のもと、彼女に版権を売り戻すことを申し出たけれど、彼女のチームは拒否しました。すべてが非常に残念です。オープンなコミュニケーションは重要で、理解につながる可能性があります。ぼくは彼女に過去3、4回しか会ったことがなかったのですが、すべてのやりとりは本当にフレンドリーで親切でした。彼女は信じられないほど才能があるアーティストであることを理解しており、彼女の最善を願っています」と、お互いの主張にズレがあることを明かした。
またスクーターは、テイラーが自身のことを「いじめっ子」呼ばわりしたことにも納得がいかなかったようで、「ぼくを最もおどろかせたのは『いじめ』という言葉です。ぼくはいじめには断固反対しています。ぼくはいつだって感謝と理解を持ってリードしようとしています」と、コメントした。
さらになぜ誤解が生まれたのか聞かれると、スクーターは「人々は物事を自分の見たい方法で見ようとするため誤解が生じる」とコメント。人々はお互いに歩み寄ることができれば、すばらしいことであると語った。