マーベル・シネマティック・ユニバースのマイティ・ソー役で知られる人気俳優のクリス・ヘムズワース。彼は、自身の最大のキャリアでもあると言えるソーの役をもう少しで逃すところだったのかもしれない。
Screen Rantが報じたところによると、クリスは「Dancing With the Stars Australia」に出演したことで、ソー役を失いそうになったという。「Dancing With the Stars」は、ダンスコンペティションのテレビシリーズ。芸能人やスポーツ選手など、さまざまなジャンルから集まった人々が社交ダンスの厳しいレッスンを受け、勝ち抜きのダンス勝負を行うというものだ。
セレブリティ・コレオグラファーのデレク・ハフは、PopCultureとのインタビューで、「クリス・ヘムズワースは、オーストラリアのDancing With the Starsに出演したために、ソーの役を失いかけた」と語った。
「（クリスが）オーストラリアの『Dancing With the Stars』に出演していて、サンバを踊っていたんだ。彼ら（マーベル）はクリスを起用した・・・あるいは起用するつもりだったけど、そこから電話で『彼がサンバを踊っているのを見た？あれが僕らのソーなわけないよな』と言っていたのかもね」とコメントした。
クリスは2006年に「Dancing With the Stars Australia」にゲスト出演し、5位に入賞。これは『マイティ・ソー』が公開される５年前のことだった。
またさかのぼること2017年、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のプロモーションを行なっていたクリスはBBC Radio 1に対し、「Dancing With the Stars Australia」への出演が、彼を世界的なスーパースターにしたソーの役を「もう少しで失うところだった」と語っていた。「ケヴィン・ファイギ（マーベルの社長）が『あれのせいで君は仕事を失いかけたんだよ』と言ったんだ」とコメントし、「ソーの中に、Dancing With the Starsの要素が少し入っているかもしれないね」とジョークを放っていた。
