先週日曜、ある少女が母親になったというニュースが報じられた。この少女、なんと11歳。これはイギリス史上最年少での出産となるそうだ。
The Sun紙が報じたところによると、妊娠が発覚した際まだわずか10歳だったこの少女は、妊娠30週を過ぎた今月始めに出産した。記事によると少女は妊娠に気づいておらず、家族もおどろいたという。
少女の家族を知る人物は、「とにかく大きなショックだったようだ」と語り、「少女は現在、専門家たちのサポートを得ている。重要なことは、彼女も赤ちゃんも無事だったということだ」と現在の状況を報告した。なお現在、警察と社会福祉課の双方で調査にのりだしているという。
情報筋はThe Sun紙に対し、「なぜ人々が妊娠に気づかなかったのか。そこには多くの疑問が残る。これは非常に心配なことだ」と語った。
記事の中で医師のキャロル・クーパーさんは「私が知る限り、最も若い母親です」と語り、「体重は多くのホルモンに影響します。近年では子供の体重が増加傾向にあることにより、思春期が早くおとずれているようです。これまで、思春期がおとずれる平均年齢は11歳ごろとされていました。しかし最近では、8歳から14歳までの間、それより早くなることもあるようです」とつづけた。
さらに、「若い年齢での妊娠は、早産や妊娠高血圧症候群、低体重児、感染症など多くのリスクがあります」と早すぎる妊娠へのリスクを訴えたうえで、「約2500回の出産のうち1回の確率で、妊娠したことに気づかないもしくは隠すというケースが発生している」と付け加えた。
なお、これまでのイギリス国内での最年少出産は2006年、12歳で出産したテレッサ・ミドルトンだった。
