人気司会者ジェームズ・コーデンの番組「レイト・レイト・ショー」の人気コーナーのひとつ「Spill Your Guts」。このコーナーの中止を求める請願書を作成した女性 が、「自殺を考えろ」という内容を含む、人種的中傷や死の脅しのメッセージを受け取ったことを明かした。
同番組内の「Spill Your Guts」という人気ゲームコーナーでは、相手に質問されたことに真実を答えるか、ゲテモノ料理を食べるか選択を迫られるというもの。回によって違うが、3つの唐辛子を使ったスムージーや鳥の唾液、七面鳥の睾丸などが用意される。しかし、そのゲテモノとされている料理はほとんどアジア文化圏の“珍味”だったことから、論争が巻き起こり、そして署名活動が始まった。
署名活動で求められているのは、ジェームズによるこのコーナーの打ち切りか、最低でも登場する食べ物をほかの文化圏からのものにすることだ。さらに、番組内でのジェームズによる「生謝罪」も含まれていた。
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TikTokユーザーで請願書を作成したサイラさんは、このキャンペーンをスタートさせてからネット上で多くの反発を寄せられたという。彼女はThe Postに対し「数週間にわたって憎しみが押し寄せてくるとは本当に思っていませんでした」とコメントした。「『生き方を考え直せ』というメッセージをたくさん受け取りました」。
サイラさんのインスタグラムアカウントのスクリーンショットがThe Postに掲載されているが、そこにはサイラさんを「泣き虫」と呼んだり、「自殺を考えろ」という憎悪に満ちたメッセージが映し出されていた。彼女はTMZの取材に対し、「私の主なプラットフォームはインスタグラムですが、たくさんの憎しみや死を匂わせる脅しを受けています」「ほとんど毎日、目を覚ますとメールが届いているのです」とコメントしている。
@kimssaira ok but this is actual Asian food & youre going on live tv telling people how gross it is. thats cringe
サイラさんは、ジェームズが「反発を耳にして、セグメントを変更してくれた」と、彼に感謝していることをコメントしたが、一方でジェームズが直接彼女に連絡を取らなかったことに失望していると付け加えた。
ジェームズは先日、ラジオ番組にゲスト出演し、この話題になると「ぼくたちはその件について聞きました。ぼくたちが次にそのコーナーをやるとき、そういった食べ物を絶対に関与させたり、使用したりしません」と、今後変更することを明らかにしていた。