ウィリアム王子とヘンリー王子の関係は、これ以上悪化してしまうのだろうか・・。
今月1日、イギリスのウィリアム王子とヘンリー王子は亡き母ダイアナ元妃の生誕60周年を記念した銅像の序幕セレモニーに出席。多くの人がこれを機に2人の関係が改善されるのではないかと期待していた。しかし2人はセレモニー後、20分間同じ場所にいながらほとんど会話をすることがなく、人々の期待は裏切られることになってしまった。
かつては仲のよかった兄弟だったが、今年4月になくなった祖父フィリップ殿下の葬儀にてウィリアム王子とヘンリー王子が並んで歩くことはなかった。2人に近い人物はMirror紙の取材に対し、この「戦争状態」は依然として続いているとした上で、「ヘンリー王子が信頼を取り戻すのはほぼ不可能だ」と語っている。
関係悪化のキッカケとなったのは、ヘンリー王子の妻メーガン妃が王室スタッフを「いじめていた」という疑惑が持ち上がったこと、そして今年3月に放送された大物司会者オプラ・ウィンフリーとヘンリー王子夫妻のインタビューだった。メーガン妃はこのインタビューの中で、王室入りした後に自殺願望を抱いたことや妊娠中に王室からの保護がなかったことなどを暴露していた。
このインタビューで大きなショックを受けたウィリアム王子とチャールズ皇太子だったが、追い打ちをかけるかのようにヘンリー王子は王室メンバーとのプライベートな会話の内容をCBSのゲイル・キングに明かし、それが大きく報じられた。王室側はもうヘンリー王子を信用できないとして、1対1の会話を避けているという。
情報筋はMirror紙に対し、「ウィリアム王子とヘンリー王子は今週、母親の功績をたたえる為に式典に同席した。しかしヘンリー王子はかやの外のような状態だった」と語り、「2人は母親のためにとどこおりなく式典を進行して、おわったらさっさと解散したんだよ」と付け加えた。
ヘンリー王子は式典が終わるとすぐ、メーガン妃と2人の子どもが待つアメリカに帰国した。