ロバート・ダウニー・Jr.の父で映画監督のロバート・ダウニー・Sr.が、5年間のパーキンソン病との闘いの末、85歳で亡くなった。New York Daily Newsなど各メディアが報じている。
ロバート・ダウニー・Sr.は、1960年代から1970年代にかけて、『Putney Swope(原題)』や『Greaser’s Palace(原題)』などのカウンターカルチャー映画で注目を集めた映画監督だ。ロバート・ダウニー・Jr.とアリソン・ダウニーの父親である彼は、子供たちが5歳と7歳の時に、彼の映画『Proud(原題)』で初めてスクリーンに登場させた。そんなダウニー・Sr.は先日85歳の誕生日を迎えたばかりだった。
ロバート・イライアス・Jr.として生まれたダウニー・Sr.は15歳の時に軍に参加するために継父の名前を引き継いだ。1969年、ニューヨークのアンダーグラウンド映画界に身を投じたダウニーは、ダークコメディ『Putney Swope』で世界にその名を轟かせた。この作品は、後期資本主義、白人至上主義、ハリウッドの人種描写などを痛烈に批判した、時代の数十年先を行く作品として知られている。
New York Daily Newsによると、彼は水曜日の朝、ニューヨークの自宅で眠るように亡くなったという。彼は5年前からパーキンソン病と闘っていた。このニュースは、妻である作家のローズマリー・ロジャースによって伝えられた。
ロバート・ダウニー・Sr.の最後の作品は2005年の『Rittenhouse Square』で、フィラデルフィアにある公共の公園についてのドキュメンタリーだ。
ロバート・ダウニー・Jr.はインスタグラムに父の若い頃の写真を投稿。「昨夜、父はパーキンソン病の猛威に耐えながら、安らかに眠りについた。父は真の破天荒な映画監督であり、終始とても楽観的であった。私の継母の計算によると、二人は2000年以上も幸せな結婚生活を送っていたことになる。ローズマリー・ロジャース=ダウニー、あなたは聖人だ、私たちの思いと祈りはあなたと共にある」とコメントを残した。
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