人気急上昇中だったオーストラリア人TikTokerのケイトリン・ロアンが、予期せぬ形で命を落とした。
今週木曜、彼女の父親であるフィリップ・ロアンがThe Mercuryon紙に彼女の死を認めるコメントを出している。父親はコメントの中で、「彼女はかわいらしく、クレイジーで、かけがえのない家族の一人でした」とつづり、「この喪失感は、言葉では表現できないものです」と続けた。
ケイトリン・ロアンは地元であるタスマニア州の畜産や農業に積極的にとりくむ動画でファンを獲得していたTikTokerだ。フォロワー数はすでに5万人を超え、動画再生数はどれも100万回以上を記録していた。
「彼女の笑顔は、周りを明るくするの」と語った母親のリシェル・ロアンは、「農業にはげむ彼女は、手が土で汚れることを全く気にしていませんでした。ひざまで泥につかった写真もたくさんあります」と付け加えた。
ケイトリンの家族は彼女の死因について明らかにしてないものの、父親は同紙に対し、「毎日『きみは大丈夫?(R U OK?)』とたずねるようにしてほしい」と訴えている。
オーストラリアには、メンタルヘルスとウェルネスについての会話をうながし、自殺を防止することを目的とした「『R U OK? 』の日」が存在する。「きみは大丈夫?(R U OK?)」という声かけが命を救えるのではないか、という思いからだ。ケイトリンの両親は明言こそしていないものの、このことを示していると思われる。
ケイトリンの家族は取材に対し、若くして農業に情熱を注ぎ、動画という形で世界に発信した彼女が、オーストラリアだけでなく世界の農業にたずさわる若者たちに「永遠の遺産」を残してくれたと語っている。
tvgrooveをフォロー!