人気児童書で、映画も大ヒットを記録した『ハリー・ポッター』の著者J.K.ローリング。反トランスジェンダー発言で炎上した時、トランスジェンダー活動家たちから多くの脅迫を受けていたという。
J.K.ローリングといえば、昨年の6月はじめに、「新型コロナウィルスが、いかに世界の“生理がある人”の健康状況を変えたか」というタイトルの記事のリンクをツイッターに投稿。ローリングは“生理がある人”という呼び方が気に入らなかったようで「“生理がある人”。昔はこの人たちに名前があったんだけどな。なんて名前だったっけ、誰か教えてくれない?」と、「生理のある人=女性(ウィメン)」と書かないことを指摘し、反トランスジェンダー発言であると、世界的に大バッシングを受けた。その後謝罪したものの、炎上は長い間おさまることはなかった。
そんなローリングが7月19日、トランスジェンダー活動家たちから、数百にもわたる脅迫を受けていることを明かした。
あるネットユーザーがローリングに対し「あなたの郵便受けに、とてもいいパイプ爆弾があることを願います」とコメント。これに対しローリングは「公平を期すために、女性を解雇、逮捕、または出版社から引きずりおろすことができず、または本が売れただけで彼女のことをキャンセルした場合、行く場所は一つだけになります」とその人物に返信。
さらにローリングは続けて「今何百というトランス活動家たちが私を叩き、レイプ、暗殺、そして爆撃するという脅迫をしてきています。私はこのムーブメントは、女性たちになんのリスクももたらさないと気づきました」と、今ローリングが置かれている危険な状況を踏まえ、皮肉を込めたツイートを投稿した。
Yes, but now hundreds of trans activists have threatened to beat, rape, assassinate and bomb me I’ve realised that this movement poses no risk to women whatsoever. pic.twitter.com/qb1RrCFqy0
— J.K. Rowling (@jk_rowling) July 19, 2021
そんなローリングであるが、擁護しサポートしてくれる人々も多くいることに感謝し、「美しく、親切で、楽しさもある協力的なメッセージを送ってくださったすべての人に感謝します」ともツイートしている。