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ブランドの方向性を一新した「ヴィクトリアズ・シークレット」、ついにファッションショー業界へ返り咲きへ! 「我々が『ファッションショーとは何か』を再定義します」

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2年前、大手下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」は、これまで大規模に開催してきたファッションショーの中止を発表した。スリムでスタイルのいいモデルたちの体型が「非現実的だ」との批判が多くあり、内容を見直すためだ。

「ヴィクトリアズ・シークレット」のCEOマーティン・ウォーターズは今週月曜、投資家向けに「我々は今後、文化の流れに則した方法でファッションショーのビジネスに復帰したいと考えています」と語り、「我々が、『ファッションショーとは何か』を再定義します。ファッションショーは我々のビジネスの一部です。期待しておいてください」と続けた。

ヴィクトリアズ・シークレットは2019年まで、24年間にわたってファッションショーを行ってきた。「ヴィクシー・エンジェル」と呼ばれる専属モデルがセクシーな下着と翼を身にまといランウェイを歩く姿は、かつて多くの人気を集めたが、非現実的な体型の女性モデルを起用し続ける同社がプラスサイズモデルやトランスジェンダーのモデルの採用を拒否するような発言をしたことから一気に批判が集中。ショーは中止に追い込まれた。

マーティン・ウォーターズは、具体的にいつファッションショー業界に戻るかまでは言及しなかったものの、この発言の中で現在、企業イメージの全面改革を行っていることを明かしていた。

この改革の一環として、ウォーターズは物議をかもしている「エンジェル」を廃止することを発表。これまでスタイルの良い女性を前提としてきた会社が、今後は「世界中の全ての女性の支持者」として顧客に寄り添うという。

またこの日同社は、プラスサイズの女性や有色人種の女性の画像を盛り込んだ「You are welcome here(ここでは全ての人が迎え入れられる)」というキャッチフレーズの新しいマーケティングビデオを公開している。

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