COLUMNSMUSIC/ARTISTSNEWS

テイラー・スウィフト - 彼氏のジョー・ジョナスにはフラれ、カニエ・ウェストからは嫌がらせも・・・最年少でグラミー賞を受賞するも、アーティストの頂点に君臨するまでの道のりはけっこう大変だった【崖っぷちから這い上がった海外セレブたちVol.10】

テイラー•スウィフト COLUMNS
テイラー・スウィフト

長くきびしい下積み時代をバネに、ついにハリウッドにデビューしたテイラー・スウィフト!これまでの努力がむくわれ、18歳にして知名度バツグンのカントリー・ミュージック・アーティストになった彼女。でもね、話がおもしろくなるのはココからよ!今回は、スターダムを駆けあがると同時に、「業界」の洗礼をうけることになる若かりしころのテイラーについて、じっくり考察しちゃうよ!

▼このシリーズの前の記事はこちら

▼シリーズを全て読みたいかたはこちら

セレーナ・ゴメス

恋も友情も一気にランクアップ!だったあのころ

初のアルバム「テイラー・スウィフト」がロングランヒットとなったことで、一気に有名になったテイラー。いまをトキめく若手アーティストの仲間入りを果たした彼女にまっていたのは、ハリウッドの華やかなセレブ・ライフ。2007年ごろには、様々なミュージック関係のイベントや賞レースにお呼ばれすることが多くなってね。レッド・カーペットの“常連さん”になっていくの。

テイラー・スウィフト

2007年、アカデミー・オブ・カントリーミュージックアワードにて。

環境が変われば、おつきあいする人も変わっていくのが世の常。セレブの世界に足をふみいれたテイラーにも2008年にさっそく“有名人”の彼氏ができたの。お相手は当時、女子に絶大な人気を誇っていたボーイズ・バンド、「ジョナス・ブラザーズ」のジョー・ジョナス。

▼ジョナス家のイケメン3兄弟。一番左がテイラーのお相手、ジョー・ジョナス。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Yochell Cook(@yochellc)がシェアした投稿

のちに女優のカミーラ・ベルや、歌手のデミ・ロヴァート、スーパーモデルのジジ・ハディッドとも浮名を流した生粋(きっすい)のモテ男、ジョー。テイラーはそんなステキな彼にすぐにゾッコンになったみたい。

▼ジョーとテイラー。青春の一コマ感がすごい!

 

この投稿をInstagramで見る

 

Liv & Tor BFF(@livandtorbff)がシェアした投稿

でもね、「青春の恋」のタイムスパンって、びっくりするほど短いものじゃない?テイラーとジョーのおつきあいも例にもれず、なんと3ヶ月という超短期間で終わりをむかえてしまうの。その後、大人気トーク・ショー「エレンの部屋」でジョー・ジョナスとの熱愛についてツッコまれたテイラーは「残念ながらアタシたち、すでに別れちゃったの・・・」と気まずそうに告白。「アタシ電話でね、たった25秒の会話でフラれちゃったのよ!」と爆弾発言をかまして司会者のエレンをビックリさせるの。

【動画】「エレンの部屋」で、MCのエレンにジョーとの関係をツッコまれるテイラー

でもね、18歳にしてビジネスセンスもバツグンだったのがテイラー。「別れた彼について書いた曲もアルバムに入っているから、みんなぜひ聞いてね!」と、2作目のアルバム「フィアレス」をちゃっかり宣伝するという要領のよさ。

【動画】アルバム「フィアレス」に収録された「Forever & Always 」 は、ジョー・ジョナスとの恋について歌った歌だとか

有名になるにつれ、テイラーは「たくさんのメンズセレブとつきあって別れては、 そのオトコのことを曲にする」というイメージを世間から持たれるようになったじゃない?おそらくそのトレンド(?)の はじまりは、このジョー・ジョナスとの破局エピソードなんじゃないかと思うの。自身のリアルな体験を歌にすることにこだわった、テイラーのアーティスト魂を感じるわよね!

▼テイラーが赤裸々に書きあげる歌詞こそが、彼女の人気の秘訣だったのよね

そういえば、テイラーがいまでも“親友”とよぶセレブ「セレーナ・ゴメス」に出会ったのもこのころらしいのよ。当時、セレーナは「ジョナス・ブラザーズ」のニック・ジョナス(ジョー・ジョナスの弟)とつきあっていてね。同じく彼氏のコンサートを観にきていたテイラーと、バックステージで出会って意気投合したらしいの。

▼出会ったころのセレーナ(左)とテイラー。ここから二人とも人生いろいろありましたねぇ・・・

 

この投稿をInstagramで見る

 

Lux(@taylena_asong)がシェアした投稿

のちに「ジョナス・ブラザーズとデートして一番よかったことは、テイラーと出会えたこと」なんてジョークを飛ばしていたセレーナ。きっとセレブの 世界のコミュニティって意外とせまくてさ。たった一人の有名人とお友達になると、そこから芋づる式に、どんどんセレブの知り合いが増えていくんじゃないかしら?そんな華やかな場に身をおいてみたいものだわぁ・・・

▼セレーナ・ゴメスがニック・ジョナスのあとにつきあった男性といえばこの人

エンタメ史に残る「珍事件」に巻き込まれてしまったオンナ

ジョー・ジョナスとの恋には破れてしまったけれど、それとは対照的に仕事のほうは絶好調だったテイラー。ジョーとの恋を歌った曲「Forever & Always」の入った2枚目のアルバム「フィアレス 」は、ビルボード200で初登場1位を記録。しかも2009年に全米で一番売れたアルバムになるという快挙も果たして、テイラーはまさにウハウハ状態に。同年には初の北米ツアーにも挑戦した彼女。 キャリアに関してはホントに超がつくほど順調だったみたいね。

【動画】自身で購入したツアーバスの中を紹介するテイラー。ツアー中は全米をこれで移動するため、インテリアはテイラーのこだわりに沿って細かくカスタマイズされているの

 

このアルバムからのシングルカット「You Belong With Me」で2009年、MTVビデオ・ミュージック・アワード(以下VMA)の最優秀女性ビデオ賞を受賞したテイラー。競合のビヨンセをおさえての受賞に、テイラーは驚きながらもすごく喜んでいたわね。

【動画】こちらが受賞曲「You Belong With Me」のMV。美人のモテ女と、ネクラの非モテ女子をテイラーが一人二役で演じているの

ところが、感動的な受賞スピーチをしようとしていたテイラーに悲劇がおこるの。同じくVMA に招待されていたラッパーで、のちにキム・カーダシアンの夫になるカニエ・ウェストが、酔っぱらった状態でステージ上に乱入。テイラーのマイクをうばって「テイラーおめでとう!でもビヨンセのビデオのほうがよかったぜ!」とナゾのビヨンセ推しコメントを叫び、そのままどこかに消える、という珍事件が起こるの。

▼ステージ上のテイラーからマイクを奪いとるカニエ。会場には微妙な空気が流れ・・・

 

この投稿をInstagramで見る

 

EAI NEM(@eai_nem)がシェアした投稿

このカニエのコメントに会場は騒然。ステージ下の観客席からみていたビヨンセも唖然(あぜん)として、困惑の表情を浮かべたのがバッチリTVに映ってしまったの。なによりもかわいそうだったのは、テイラー本人。晴れの舞台で、スピーチをしようとした瞬間にこんな大事故が起きてしまってね。

カニエが去って、ステージ上にとり残されたテイラーは、どうしてよいかわからず一人でモジモジ。人気者とはいえ、18歳でハリウッドではまだホヤホヤの新人アーティストだった彼女。こんなときにどう対処したらよいのかなんて、わかるはずもないわよね。

【動画】カニエの乱入からビヨンセの表情、気のきいた対応ができずただ立ちすくむテイラーの姿までぜんぶみれるよ

この出来事は「エンタメ史に残る大スキャンダル 」といわれていて、2021年のいまでもよく、海外セレブゴシップの話題にのぼるのよね。どんな授賞式でも受賞者のスピーチっていうのは、もっともリスペクトされるべきもの。それがほかの誰かによって妨害されるなんて、あってはいけないことなのね。テイラーはそんな場所で先輩アーティストに恥をかかされ、まさかの崖っぷちに追いこまれてしまったってワケ。

テイラー・スウィフト

ビヨンセをほめたたえるカニエの横でテイラーはこの表情

それにしてもこのステージ乱入事件がなぜ、ここまで伝説的なスキャンダルになったのか、ってことなんだけど・・・それはズバリ「ツイッター」のせいらしいのよ。ツイッターって基本的にニュースの「拡散機能」が有名なSNSでしょ?「VMA で、カニエがテイラーのスピーチを妨害したらしいよ〜!」というニュースは、ツイッターで拡散するにはちょうどいいゴシップだったみたいね。あっという間にバズって雪だるま式に世界中に広がった、ってわけ。

▼「なんてこったい」by テイラー

via GIPHY

当時のテイラーにとってはトラウマになるほど衝撃的だったこの事件。会場では、カニエの失礼きわまりない行為にたいしてブーイングが起こっていたの。でもパニックになったテイラーは、そのブーイングが自分に向けられたものと勘ちがいしてね。ショックを受けてステージ裏で母親と一緒に泣いていたらしいの。

まだ若かったテイラーにはつらい経験だったこの出来事。でもあとからふりかえってみると、この事件のおかげでテイラー・スウィフトの知名度が全世界で爆上がりしたことは事実よね。客観的にみると、テイラーは崖っぷちに追いこまれたどころか、さらなる知名度と人気を獲得するというおいしい展開になっていたの。

【動画】同じ日に、テイラーはライブでパフォーマンスも。ショックを表にださず歌いあげる姿はさすがプロ!(ちなみに動画の前半は収録、後半がライブ)

自分の曲を「My Space」で宣伝し、「ツイッター」で拡散されたスキャンダルでさらに知名度をあげる・・・テイラー・スウィフトははからずとも、ソーシャル・メディアの台頭を追い風にして売れた最初のアーティストだったわけ。現在に至るまで、アーティストとSNSがきってもきれない関係になっているのをみると、テイラーはまさに「時代の先駆者」だったといえるんじゃないかな?

最年少でアーティストの最高峰にたどり着いたオンナ

ステージ乱入事件がその後どうなったかって?同じVMAの別部門で賞を獲ったビヨンセが、テイラーをステージに呼びよせてね。カニエに遮られたスピーチを最後まで終わらせる場を提供する、という粋なはからいをするの。突然の出来事にもそうやって対処できるのは、さすが大物ビヨンセ。歌姫の鑑(かがみ)だわね。

▼スピーチをするテイラーとそれを見守るビヨンセ。観客は大きな拍手を送った

受賞スピーチに乱入した当のカニエは後日、ブログで「テイラー、ファンのみなさん、そしてテイラーのママ、本当に本当にごめんなさい!」と平謝り。世間からは「謝罪なんかですまされるか!」とディスられまくっていたわね。のちにこの出来事のトラウマから立ちなおるのに、少し時間がかかってしまった、と告白したテイラー。でも、それを乗りこえた彼女にうれしいニュースが舞いこむの。2010年、テイラーは第52回グラミー賞で「最優秀アルバム賞」を受賞! 若干20歳、なんと史上最年少での受賞という快挙をなしとげるの。

▼「最優秀アルバム賞」以外でも3部門で受賞。たくさんのトロフィーを抱えてニッコリ

 

この投稿をInstagramで見る

 

Swiftie 💛🌹(@reputationfolk_more)がシェアした投稿

「いつかグラミー賞を獲れたら一体どんな気持ちなるんだろう、と思っていたの。でもまさか自分の人生でこんなことが起こるとは信じられない」と喜びを爆発させたテイラー。幼いころから健気に、そして地道に努力してきた結果がついにここで 花開いたワケね。

【動画】受賞の瞬間から大興奮のテイラー。今回のスピーチは誰にも邪魔されなくてよかった!

大きなスキャンダルを乗りこえ、20歳という若さでミュージシャンとしての頂点にたどり着いたテイラー。これはとにかく、彼女の強い意志とたゆまぬ努力の結晶よね。でもこの時点で、彼女のサクセス・ストーリーはまだ始まったばかり。ここからテイラーの人生はさらに加速、もっと刺激的な毎日を過ごすことになるの。そして成功の裏側には、いつもさらなる崖っぷちエピソードが!ぜひ次回もお楽しみにね!

▼このシリーズの次の記事はこちら

▼セレーナ・ゴメスについてディープに書いてみたこのコラムは5回シリーズになってるよ!まだよんでない記事があるあなたはぜひクリック!

▼ミランダ・カーのセレブな人生について書いたコラムは3回シリーズになってるよ!まだよんでない記事があるあなたはぜひクリック!



海外セレブ、エンタメの最新情報をGETするには

tvgrooveをフォロー!