2016年にブラジル、リオで開催された夏季オリンピック。この開会式の舞台にて、ひときわ注目を集め大きな話題となった人物がいた。選手入場の際、裸の上半身にオイルをぬり、鍛え抜かれた美しい肉体を披露して行進したピッタ・タウファトフア選手だ。
テコンドーのトンガ代表としてこの大会に出場していたピッタ・タウファトフア選手だったが、なんと今月23日(金)に行われた東京オリンピック開会式にも登場し、会場となった国立競技場を沸かせたのだった。
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タウファトフア選手は今年、トンガ代表の旗手として同じテコンドー代表のマリア・パセカと共に代表団の先頭に立った。なお、マリア・パセカはトンガにとってはじめて、オリンピックのテコンドー競技に出場する女性アスリートだ。
パセカはRadio New Zealandのインタビューにて、「トップから旗手はテコンドー代表がつとめるという発表があった時、私としては『まあ、ピッタで間違いないわよね』という気持ちでした。しかし、私も共に歩くというのは大きなサプライズだったのです」と語っている。
さらに、「とても幸せで名誉なことでした。しかし同時に、ショックを受けている自分がいました」と語ったパセカは、「とても楽しみであると同時に、何もかもが初めてな私にとっては、わずかな緊張もあったのです。これまで、私はたくさんの大会に出場してきました。しかしオリンピックは初めてのことです。母国の代表として出場できる機会を与えてくださったこと、そして私を信頼し旗手に選んでくださったことに心から感謝します」と付け加えていた。
なおタウファトフア選手は、2018年に韓国で開催された冬季オリンピックにも登場している。
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