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東京2020オリンピック・パラリンピック開会式、アメリカNBC放送での視聴者数は過去33年間で最低記録に

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アメリカで東京2020オリンピック・パラリンピックの放映権を所持するNBCは、今月23日(金)に開催されたオリンピック開会式の視聴者数が1670万人であったことを発表。過去33年間の中で最も少ない数だったという。

放送ネットワークやアプリなど、NBCが展開するすべてのプラットフォームをあわせても、視聴者数は1700万人にとどまるそうだ。

開会式の視聴者数は33年前、1988年に開催されたソウル大会から記録されており、当時は2270万人という視聴者数だった。今回の東京大会は1992年のバルセロナ大会での2160万人という視聴者数も下回る記録となる。またこの数字は、2016年に開催され、2650万人が視聴したブラジル大会から37%減、4070万人が視聴した2012年のロンドン大会からは59%の大幅減となった。

また、ケーブルテレビ局コムキャストでストリーミング視聴された数は2018年の平昌大会から76%増、2016年のブラジル大会から72%増加となっている。近年ではケーブル契約をしていない家庭にもストリーミングサービスが普及しているにもかかわらず、今回の数値は期待を下回るものとなった。

なおThe Post は先日、無観客で開催されるオリンピックでは視聴者を集めることが難しいと報じていた。NFLでは観客の声を付け足す形で放送していたNBCだったが、今回はそれをしない判断をしたのだ。

NBCのオリンピックエグゼクティブプロデューサー、モリー・ソロモンは無観客開催することにより「視聴者にとってこれまでにない臨場感を得ることができる」と語る。さらに「今回の大会では視聴者をより会場にいるような感覚に近づけさせることができると考えている」とし、「競泳や体操、陸上、バスケットボール、ビーチバレーなどの競技では、これまでの観客が入った大会では聴くことができなかったような音を聴くことができる。選手とコーチの緊張感のある会話や足音、プールの水しぶきなどの音をね」と続けた。

そして、「オリンピック・パラリンピック東京大会は、我々の人生で大きな意味を持つものになると心から信じているよ」と締めくくっていた。

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