人気海外ドラマ「プリズン・ブレイク」で主人公マイケル・スコフィールド役を演じた俳優のウェントワース・ミラー(49)が、自閉症との診断を受けていたことを明かした。米People誌などが伝えている。
米People誌によると、ウェントワースはつい先日、自身のインスタグラムを通じて、昨年「自閉症」と診断されたことを告白。ウェントワースいわく、自閉症と診断されたのは昨秋ではあるものの、それより前に自己診断をしていたのだという。自閉症と診断されたことは率直に言って「ショック」だったというが「驚きはなかった」そうだ。
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自閉症の研究・支援に取り組む団体「オーティズム・スピークス」は、自閉症スペクトラム症(ASD)について、社会的スキル、反復行動、言語並びに非言語コミュニケーションへの課題を特徴とする広範囲の状態だと定義している。通常、その兆候はおそよ2~3歳頃に現れるとされているが、大人になってから自閉症との診断を受けることもあるそうだ。
フォロワーに対し、「これは僕が変えられることじゃない…。すぐに自閉症であることは僕という人間の中核を成すものだと理解した。僕が達成・明確にしたすべてのことに対してのね」との心境をつづったウェントワース。とはいえ、彼はコミュニティーの代弁者になりたいわけではなく、自分の経験をシェアしたかったのだと述べている。
「僕は自閉症について十分に知りません。(知るべきことはたくさんあります)いまの僕の仕事は理解を深めていくことのようです。新しいレンズを通して、50年の人生経験を見直しています」
ウェントワースの告白に、フォロワーからは応援メッセージが殺到。また、ウェントワースと同じく成人後に自閉症の診断を受けたというフォロワーからは「(自閉症に対する)あなたの意見はとても励みになります」という感謝の言葉が寄せられている。