過去数週間、イギリス王室は大きな批判にさらされている。その原因は、王室側の「失敗」ともいえるある行いだった。
今年6月4日、ヘンリー王子とメーガン妃の間に第2子となる女児リリベットちゃんが誕生した。イギリス王室の公式ウェブサイトには王位継承者の順位が公開されているが、リリベットちゃんが誕生してから2か月近く経ったつい最近まで、彼女の名前が順位に入っていなかったのだ。この事実が判明した先週末以降、王室には大きな批判が寄せられていた。
なお、ヘンリー王子の兄ウィリアム王子の次男ルイ王子や、ヘンリー王子夫妻の長男アーチー君は生後2週間前後で王位継承者リストに追加されている。また今年2月に誕生したヘンリー王子のいとこにあたるユージェニー王女の息子オーガスト君の名前もすでに記載されているのだ。
リリベットちゃんはヘンリー王子夫妻が王室を離脱し、アメリカに移住した後に生まれた子どもでもある。このことから、王位継承者リストにリリベットちゃんの名前が追加されなかったのは、王室からヘンリー王子にあてたなんらかのメッセージではないかとの見方もあった。
一方、王室はこの「不備」について説明をしていなかった。そんな中、ようやくイギリス王室が公式ウェブサイトを更新。王位継承者リストも最新のものに書き換えられた。
現在、リリベットちゃんは王位継承順位第8位に位置している。これはチャールズ皇太子、ウィリアム王子、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子、ヘンリー王子、アーチー君に続く順位となる。
リリベットちゃんに関しては、その名前が現イギリス君主エリザベス女王の幼いころのニックネームであったことから、発表された直後から物議をかもしていた。
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