アメリカ発の人気ファストフードチェーン「マクドナルド」が、ウォール街の予想を上回る売上高を記録。今春発表した、韓国の7人組ボーイズグループ BTSとのコラボメニューなどが大きく貢献したようだ。
米CNNなどによると、現地時間7月28日、マクドナルドは2021年の第2四半期(4月~6月)の業績を発表。第2四半期、全世界のマクドナルドの売り上げは、59億ドル(約6,477億円)であり、2020年の同時期と比べて57パーセントも増加する結果となった。
また、全世界の既存店の売上高は、2020年と比較しても40.5パーセント増加。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により、売り上げが急落する前の2019年の第2四半期と比べても、全世界の既存店の売上高は6.9パーセント増であることがわかった。
なお、アメリカの既存店だけでみると、売上高は昨年に比べ25.9パーセント上昇。パンデミック前の2019年と比べても、14.9パーセント増えたという。
売上が伸びた要因は色々考えられるものの、アナリストたちはその中でも、世界50か国で期間限定販売されたBTSとのコラボメニュー「BTSミール」が重要な役割をはたしたと考えているようだ。
マクドナルドは今年4月、チキンマックナゲット10ピースに、ミディアムサイズのフライドポテト、ミディアムサイズのコーラ、そしてスイートチリソースとケイジャンディップソースがセットになった「BTSミール」を発表。同商品はいずれの国でも好評を博した。なんと、韓国のマクドナルドではBTSミールの発売後の4週間で、チキンマックナゲットの売り上げが250パーセント(前4週との比較)も増えたという。
☆Tシャツやバスローブなどのコレクションも販売された
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世界的な人気を示す形となったBTS。コロナ不況を跳ね返す“希望の光”として今後さらに飲食業界で重宝されそうだ。