人気音楽プロデューサーのサイモン・コーウェル(61)がプロデュースするイギリスの人気オーディション番組「Xファクター」が、シーズン17をもって終了することになったようだ。BBCなどが報じている。
「Xファクター」は、イギリスのITVで、2004年9月から放送されている人気音楽オーディション番組。これまでにレオナ・ルイス、ワン・ダイレクション、リトル・ミックス、シェール・ロイド、オリー・マーズなど数々の人気アーティストたちを世に輩出したことで知られている。
そんな長年人気を誇っていた「Xファクター」が、17年の歴史に幕を閉じることとなったという。放送局のチャンネルITVは報道を認め、BBCの取材に対し、「今の段階では、『Xファクター』の次のシリーズの制作の計画はありません」とコメントした。
なぜ放送終了するかは明らかになっていない。「Xファクター」は2000年代後半はイギリスで最も人気のあるテレビ番組の一つであったが、近年番組への評価は下がっているという。
シーズン15が放送されたのは2018年で、2020年2月、局は「Xファクター」は休止状態になるが、2021年にまた復活すると発表していた。また英サン紙の報道によると、番組はすくなくとも5年間は休止されると伝えている。
またサイモンは、同じITVの新たなミュージカル・クイズ番組「Walk the Line」をプロデュースしており、こちらはまだ放送日は決定していないものの、6部構成になっており、今年の終わりまでには放送されることが予定されている。
サイモンは人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」「アメリカン・アイドル」といった他にも多くのオーディション番組の審査員を務めていることから、「Xファクター」はそろそろ見切りをつけようとしているのかもしれない。