歌手のポール・マッカートニーが、古くからの友人であり、かつてザ・ビートルズとして共に活動した故ジョン・レノンについて語っている。
先日、DJのマーク・ロンソンが司会を務めるAppleTV+のドキュメンタリー番組「Watch the Sound with Mark Ronson」に出演したポール・マッカートニーは、楽曲制作にあたり音程補正などを行うソフトウェア「オートチューン」を使用することについてジョン・レノンであればどのように思ったか、自分なりの考えを明かしていた。
「もしジョン・レノンが生きていたころに、このオートチューンに出会っていたら、きっと取り入れていたと思うよ」と語ったポールは、「声を変えてしまうほど使いすぎたりはしないだろうけど、ちょっと遊んでみるんじゃないかな」と続けた。
これにはジョンの息子ショーン・レノンも同意し、ジョンが生きていたころにオートチューンが存在していたら、間違いなく活用していただろうと語っている。
ショーン・レノンは番組の中で、「僕の父は、ソロで歌っている時の自分の声が好きではなかった。これは紛れもない事実だ」と語り、「それもあって、彼は音声を加工できる道具を探していた。いつだって、自分の声がよりよく聞こえる方法を見つけ出そうとしていたんだよ」と付け加えていた。
さらにショーン・レノンは「ジョンは常に最新テクノロジーと共に歩もうとしていた。ザ・ビートルズと彼はいつも最先端を走っていたんだ。だから、オートチューンも確実に活用しただろうね」と語っている。
なおポールは先日、ほかのインタビューにて、ザ・ビートルズ解散時の心境やファンによる大きな誤解について告白していた。
「Watch the Sound with Mark Ronson」の第一話は現在、Apple TV+で配信されている。