ロックバンド、ニルヴァーナのフロントマンで知られるカート・コバーン。27歳で亡くなった彼の幼少期に育った家が展示されるという。New York Postが報じている。
報道によると、カート・コバーンが幼少期を過ごしたワシントン州の家が、考古学・歴史保存局によって、名所になることが全会一致で承認された。
Pretty soon you can hang out at Kurt Cobain's childhood home. https://t.co/d6lIpDH2qX
— Rolling Stone (@RollingStone) July 30, 2021
カートが1968年から1984年まで住んでいた、アバディーンに位置するこの家。現在、所有しているのはリー・ベーコン氏だ。彼は来年春のプライベートツアーのため、この家を開放する方法を検討しているとローリング・ストーン誌に明かした。ベーコン氏は「私たちの目標は、カートの生い立ちやキャリアを、博物館のように詳細に紹介することです」と語っており、「次のチャプターは、それをどうやって実現するかですね」と続けた。
ベーコン氏と妻のダニエルさんは、2018年にカートの家族からこの家を購入している。そして今回の展示には、カートの妹であるキムもサポートしており、「私は、(展示に関して)関わって意見を出すことを楽しんでいます。とても嬉しく思っていますし、応援していますよ」とコメントした。
家の正面に飾るプレートは現在製作中だそうで、「今から20年後の未来に、カートのことを知りたい人のために書かなければなりません」とベーコン氏は語る。「彼がどんな人で、どんな貢献をしたのかを知らない人のための作品にしたいのです」。現状、プライベートツアーの開始しか予定されていないが、近い将来、大人気の観光スポットになること間違いなしだ。ファンは一般公開を待ち望んでいる。
カートは人気絶頂の中、1994年4月、妻のコートニー・ラヴと娘のフランシス・ビーンを残して自殺した。27歳だった。カートの死は突然だったことから、陰謀説などもささやかれていたが、今年の5月には、彼に関するFBIファイルが新たに公開され話題となっていた。